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アナログ|読書ノート #118, 2023

読書ノート #118, 2023

■アナログ
 (ビートたけし

 

 

Takahiro
❝愛情は見える化できないアナログな世界に生きる❞
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.11.13 読了|Audible|2023年 118冊目


読んだ理由


読書会の常連さんで毎日数冊「耳読」を楽しんでいるMさん。
そのMさん曰く「いろいろ考えさせられる作品だ」と絶賛されていて、
ぜひ読もうと興味を持ち、Audible で耳読。

読後感想

(ネタバレにならないよう、感想だけ書きます)

ビートたけし作品、映画化…
それだけでもイメージ先行で読んでしまいそうだったので、
なるべくフラットに読もうと努めた。

ストーリーの軸は純愛
気の置けない男友達だからこその
雑味ある会話(下ネタ)が多く、
読者の好き嫌いはありそうだが、
個人的には男同士の友情、母への想い、
そしてみゆきとのアナログな関係
何度か感情移入しながら一気に聴いた。

連絡手段もないのに自然と惹かれ合っていく二人
LINEやSNSなどいつでも簡単に意思疎通できる現代に、
本当の繋がりってなんだろう?と考えさせられる。

以前会った人のなかで、
「LINEの友だちの数」をやたら自慢してくる人がいたのを思い出した。
人数が多いことを誇りに思っている一方で、
実際にLINEの未読数も1万を超えていることも悪びれずに話していた。

相手に悟られないよう気をつけて苦笑いを返しながら、
内心は「しょうもない人だな。絶対友だちにならないようにしよう…」
と思ったことがあった(笑)。

デジタルを使って表面上のつながりはいくらでも作れるけれど、
情のつながりを実感できるような友だちは
やはりアナログな対話を繰り返していくことで
作り上げていくものじゃないだろうかと思った。

懐古的な意味を含めつつ、
お互いの温度感を感じられるアナログと
現代の便利さを象徴するようなデジタルとを
うまく融合することで、よりよい人間関係を構築できればと思う。

心に残った一節

(ネタバレにならないよう省略)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

Takahiro
相手を想う気持ちはデジタルでは表せないのかも…
 

 


 

書籍紹介

たけしがたどりついた“究極の愛”。狂暴なまでに純粋な、書下ろし恋愛小説。
「お互いに会いたいという気持ちがあれば、絶対に会えますよ」
すべてがデジタル化する世界で悟とみゆきが交わした、たったひとつの不器用な約束。
素性も連絡先も知らないまま、なぜか強烈に惹かれあう二人の、「アナログ」な関係が始まった。
いまや成立しがたい男女のあり方を描き、“誰かを大切にする”とは何かを問いかける渾身の長編。

Amazon より引用)

著者紹介

ビートたけし(びーと・たけし)

1947(昭和22)年、東京・足立区生れ。
浅草フランス座で芸人修業中に知り合ったきよしと漫才コンビ「ツービート」を結成、漫才ブームで一躍人気者となる。その後もソロとして、テレビやラジオの出演、映画や出版の世界などで国民的な活躍を続けている。映画監督・北野武としても世界的な名声を博す。
’97(平成9)年には「HANA‐BI」でベネチア国際映画祭グランプリを受賞

Amazon より引用)

 

ja.wikipedia.org


2023.11.13 読了|Audible|2023年 118冊目

 

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