Well-Being Life LOG

今より幸せな人生をあなたの手に…

#読書アウトプット会 2023.11.15 (28)

❝ 百読は一行に如かず ❞

何かを変えたいと思うからこそ読書をする

1冊の書籍から1つの実践を!

 

たとえ100冊の本を「読」んだとしても、
「行」動しなければ全く意味がない…

精読による100%インプットよりも
実践したいことに出会う楽しみ
を重視して読書に向き合っています

このページでは、
自ら主催する「読書アウトプット会」にて
シェアした内容を掲載しています

 ✅ なぜ読もうとしたのか?

 ✅ 読んだ感想

 ✅ 実践していきたいこと


2023.11.15 読書アウトプット会(28)

三流シェフ
(三國 清三 著)

 

雑用こそ人生の突破口だ。
誰より苦労しても、その苦労を見ている人は1%にも満たない。
それでも“世界のミクニ”は必死に鍋を磨き続けた。

何者かになろうとして、懸命にもがく人たちへ――。
料理界のカリスマ・三國シェフ、感涙の自伝。

37年続いた「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉じ、ぼくは70歳で新たな夢を実現する
北海道・増毛(ましけ)での極貧の幼少期、漁師の父と出掛けた海、“料理の神様”に近づきたくて生やした口髭、地獄の厨房とヨーロッパ修行、30歳での開業とバッシング、ミシュランとの決別――。時代の寵児と言われながら、がむしゃらに突っ走ってきたぼくが、一大決心をして「オテル・ドゥ・ミクニ」を閉店する理由と、ぼくが戦ってきた人生のすべて。

どんな一皿よりもエモーショナル!
世界に冠たる“ミクニ”の料理は、彼の苦悶の日々とパワフルで情熱的な生き様から作られる。
生きるための営みと企み、そして熱狂とは――。人生の本質が凝縮された1冊。

 

三國 清三(みくに・きよみ)

1954年北海道・増毛町生まれ。フレンチシェフ。
中学卒業後、札幌グランドホテル、帝国ホテルで修行し、駐スイス日本大使館ジュネーブ軍縮会議日本政府代表部料理長に就任。その後いくつかの三つ星レストランで修行を重ね帰国。
1985年に東京・四谷に「オテル・ドゥ・ミクニ」を開店。世界各地でミクニ・フェスティバルを開催するなど、国際的に活躍。
2013年、フランソワ・ラブレー大学より名誉博士号を授与される。
2015年、日本人料理人で初めて仏レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエを受章。
2020年YouTubeを始め、登録者数約37万人の人気チャンネルに。子どもの食育活動やスローフード推進などにも尽力している。

Amazon 紹介文より)  

なぜ読もうとしたのか?

一度は名前を聞いたことのあるような有名なシェフが、
なぜ「三流シェフ」なのか?…タイトルへのそんな疑問。
新聞の書籍広告で見たのが初めてだったと思うが、
若かりし頃の写真と近影を並べたビジュアルを見て
若い頃の尖ったような雰囲気がとても印象的。

そんな興味からいつか読もう読もうと思っていた本。
Audibleで見つけて早速聴いた。

読んだ感想

幼少期から世界に名を轟かせるまでに至ったストーリーを、
とても躍動的に、濃厚にグッと一冊に詰め込んだ自伝。

フランス料理のシェフということで、
恵まれた家庭に生まれ育って、
やがて成功して現在の地位を築いてきた…と
勝手に想像していたが、そのイメージを冒頭から見事に3度裏切られた

①北海道・増毛の漁師家庭に生まれて、極貧の幼少期を過ごしたこと
②生活苦から高校に進学できず、札幌の米屋にて住み込みで働きはじめたこと
③半ば押しかけのホテルアルバイトから料理人人生が始まったこと

札幌の奉公先で出会った夕食のハンバーグを機に、
好運と人に恵まれてステップアップし、
海外でフレンチの巨匠たちに学び、
日本に戻ってやがて「世界のミクニ」となっていく
料理人の旅路をゾクゾクしながら追体験することができた。

ただ単に運が良かったというのではなく、
まさに運をつかんだという表現が相応しい。
その背景には
並外れた努力と行動力、料理への尽きない情熱がもたらしたものだと思うと、
こうして今の確固たる地位を築いてこられたことにとても納得感があった。

エピソードはどこを切り取っても興味深い話ばかりであったが、
そのマインドを作ったであろう両親の言葉が印象的である。

タカ
❝大波が来たら逃げるな。真正面からぶつかっていけ!❞ 

中学校を卒業して就職するのはたった2人。
奉公に出ることが決まって
母親からは「学歴はなくとも志は平等だ」という言葉をかけてもらい、
普段寡黙な漁師の父から大荒れの海で生き抜く術として教えてくれた
「大波が来たら逃げるな。船の真正面からぶつかっていけ!」という言葉。

その後、雑用係の下っ端として先輩たちから目をつけられたり、
料理を作ったこともないのに大使館料理長になったり…、
ぶつかることになる数々の困難にあたって、
これらの両親の言葉が大きな励ましとなり、人生の行動指針となったと思う。

本書の最後には三國シェフの次なる挑戦についても触れている。
70歳を前にして「もう一度、自分の身一つで料理と向き合いたい」
…そんな思いを胸に、
超有名店を閉めて新たにカウンター越しの小さな店を立ち上げるという。

すでに完成されたもの、確固たる地位を築いたものを
壊してまで追い求める飽くなき料理への好奇心。
自伝に触れたことで、その決断が何とも清々しく感じる。

本書を通じて、
好運に巡り合うためには待っているだけではだめだ、
自分から運をつかみとるための行動が必要だ、
ということを強烈に印象づけられた。

そんな濃厚な自伝に出会えたことに感謝

実践したいこと

✅ 自分から運をつかみとるために行動する


ただ待っているだけでは幸運は訪れない。
動くからこそ目的地に近づくのであって、
行動するからこそセレンディピティも舞い込んでくる。

70歳を目前にしても、自分自身の理想に近づくために
新たなチャレンジに果敢に挑もうとする三國シェフのマインドを
ぜひとも吸収していきたい。

 

 


ご参加いただいた方のシェア本

※実践はアンケートに記載いただいた方のみ掲載しています

アウトプット会の感想

今回のご参加はこの会に何度もご参加いただいている常連さんお二人。

北海道日本ハムファイターズの球場移転に関わるノンフィクション、
名作として映画やドラマにもなっている小説。

2つの作品の内容や感想のシェアを通じて、

どうしても見えるところばかりで判断しがちで
なぜそうしたのかを本質的に捉えきれないまま
良し悪しを判断していないか?という気づき。

聡明すぎる頭脳と、対人における健全な精神性は両立できないのか?
味わったことがないだけにわからない天才ゆえの孤独…
いわゆるギフテッドと言われる人たちの苦悩…。

そんなことを考える時間となりました。

今回は人数が少なかったこともあり、
シェア後に雑談の時間を設けて、
読書スタイルや向き合い方など、3人で話せたことも良かったです。

読書にこれが正解というスタイルはないし、
自分が読みたいと思った本を好きなように読んで、
人生を豊かにするために愉しむ読書を続けていきたいと思った次第です。

ご参加いただいた
Mさん、Mさん、どうもありがとうございました。


今回のご参加で 通算28回/参加者76名 となりました

読書アウトプット会に興味をお持ちいただいた方は
こちらからご確認・お申込みください
皆さまのご参加を心よりお待ちしております
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