うまくいっている人の考え方|読書ノート #107, 2023
読書ノート #107, 2023
■うまくいっている人の考え方
(ジェリー・ミンチントン)
※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)
2023.10.23 読了|所有本|2023年 107冊目
読んだ理由
自己啓発本として長く読み続けられている本であり、
累計100万部以上と広く受け入れられていることから、
本書からキーメッセージを受け取って、
今まで自分が得た知見や考え方を整理するのに役立てようと思い、手に取った。
読後感想
自尊心をどう高めるか…
そのための考え方が100項目にわたって記されており、
なぜこの本が多くの人に受け入れられているか…読みながら考えてみた。
まず読みやすい。
見開き1ページで1項目ずつ、簡潔に書かれている。
だから途中で読むのを挫折することがない。
次に「確かにそれができたら良いよなぁ」と納得することが多かった。
逆を言えば、今できてないことを気づかせてくれる。
最後に、読み終えたあと、自分に自信がついたような気になる。
いわばエナジードリンクのような自己啓発本。
だからこそ、一読して理解したという体で
「あぁ読んで良かった」で終わったらもったいないし、
表層をなぞるだけではうまくいくわけではない。
平易な文で書かれているからこそ、しっかりと咀嚼して
ジブンゴトで考えて実践につなげていくことが大事だなと思った。
本書を通じて、大枠で受け取ったことは次の3つ。
①他人軸ではなく自分軸
②過去ではなく現在に集中
③ネガティブではなくポジティブ
ひとつめ…
他人の反応を気にして自分の言動を変えたり、
他人の期待どおりの人生を送ることの無意味さ。
自分は十分個性的で価値のある人間であり、
他人と比較することは不満や間違った優越感を生むだけ。
それらを理解したうえで、
唯一無二の存在である自分を好きになれるかどうか?
そこが自分軸のポイントだと思う。
ふたつめ…
過ぎ去った過去の事実はどうやっても変えられないし、
自分の行動の結果としてもたらした現状を受け入れること。
今取り組もうとしていることが、自らコントロールできるか、できないか。
自分でなんとかできないことに力を注いだところでそれは徒労に終わるだけ。
ある意味、アドラー心理学で言う「課題の分離」だなぁと思う。
最後に…
ポジティブが望ましいのは言うまでもない。じゃあ、どうするか?
無理やりネガティブからポジティブに変えるのは難しいし、しっくりこない。
自分を受け入れ、過去とその延長である現状を受け入れることで、
まずニュートラルに立てるようになり、ポジティブに捉えるための素地ができると思う。
今回読んだなかで、
本書から学び、ジブンゴトで考えて気づいたことはこれらの3つだった。
100の項目を意識的に取り組んで振り返る…その継続的実践によって、
自尊心の高い状態、つまり
「ありのままの自分」を素直に受け入れている状態を目指していきたい。
心に残った一文
実際には、あなたはあるがままのあなたでいいのだ。無理に変わろうとする必要はない。個人的な特徴に関係なく、あなたは常にすべての面で完全に価値のある人間なのだ。
だからこれからは次のように自分に言い聞かせよう。
「私は常に進歩しつつある人間だ。私は現時点でのベストを尽くしている。将来、今より向上すれば、今度はその時点でのベストを尽くせばいい」
(13 あるがままの自分を受け入れる)
この本から得た学び・気づき・実践したいこと
書籍紹介
人生がうまくいっている人の特徴は「自尊心」が高いことだと著者はいう。
自尊心とは、自分を大切にしようとする心だ。
自尊心のある人は常に自信に満ちあふれ、失敗やまちがいを犯しても、
それを前向きにとらえて次のステップの土台にする心の余裕がある。
人生のほとんどすべての局面に自尊心は大きな影響を与えることになる。
本書で著者は自尊心を高める方法を100項目紹介している。
これを読めば、自信を身につけ、素晴らしい人間関係を築き、毎日が楽しく過ごせるはずだ。
どこから読んでもいい。そして、できることから実践しよう。
あなたはもう、うまくいっている!
(Amazon より引用)
著者紹介
ジェリー・ミンチントン Jerry Minchinton
アメリカの著述家。
多年にわたり経営者としてビジネスに携わるうちに
「人が自尊心を高め、自らの価値を確信することが、人生における成功や幸福に直結する」
ということに気づき、自尊心に関する研究をおこなう。
著書は本書をはじめ『心の持ち方』『じょうぶな心のつくり方』など多くが日本でベストセラーになっている。
(Amazon より引用)
2023.10.23 読了|所有本|2023年 107冊目
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