#読書メーター May, 2023
こちらは「読書メーター」の月間まとめページです。
読書後の感想をはじめ、得た学び・気づき、
「ぜひ実践したい」と思った事柄を記載しています。(一部のジャンルを除く)
「1冊の本から『実践したいこと』を一つでも見つけたらもうけもの!」
自己成長のためのアウトプットにつなげていくよう、
能動的な読書を続けていきたいと考えています。
2023年5月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3730ページ
- ■1%読書術 1日15分の知識貯金 (マグ)
- ■SPRINT 最速仕事術―あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法 (ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー,ブレイデン・コウィッツ)
- ■GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣 (スコット・アラン)
- ■アイネクライネナハトムジーク (伊坂 幸太郎)
- ■できるfit メルカリ&LINE&Instagram&Facebook&Twitter 基本+活用ワザ(田口和裕,森嶋良子,毛利勝久,できるシリーズ編集部)
- ■ものの見方が変わる 座右の寓話 (戸田 智弘)
- ■ぼくは眠れない (椎名 誠)
- ■半分、減らす。: 「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる (川野 泰周)
- ■図解 心理学用語大全: 人物と用語でたどる心の学問 (田中 正人)
- ■滑稽・人情・艶笑・怪談…… 古典落語100席 (立川志の輔)
- ■武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50 (山口 周)
- ■人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉 (野村総一郎)
- ■コロナ後の世界的ビジネス教養がゼロからわかる! 地政学見るだけノート (神野 正史)
- ■ビジネス教養 行動経済学 (阿部 誠)
■1%読書術 1日15分の知識貯金
(マグ)
「本には人を変える力がある」
人生を変えたマグさんだから説得力があるし、
内容もすんなり入ってきて実践したくなる。
これまでが教科書読みだったことを痛感し、
自分の目的に沿って楽しく読むことを意識したい。
1日15分、1%の積み上げなら読書のハードルを低く感じられる。
良書に出会えたことに感謝!
実践「寝る前1%読書術、とくに言葉の置き換え・想起を意識する」
読んで終わりではなく、
長期記憶として自分の引き出しを増やすためにも、
「要するに~」と自分の言葉で置き換えること、
頭の中で思い起こして定着化を図りたい。
May 5, 2023|kindle unlimited
■SPRINT 最速仕事術―あらゆる仕事がうまくいく最も合理的な方法
(ジェイク・ナップ,ジョン・ゼラツキー,ブレイデン・コウィッツ)
グーグル発のスタートアップ向けプロセスを精緻に紹介。
アイデアを形にするためのヒントを得る目的で読んだ。
プロトタイプ思考で時間をかけずにアウトプットするには、
そこに至るまでの準備において、
役割分担、全体像とストーリーの具体化が重要と感じた。
実践「マップ、クレイジー8、ストーリーボードを積極的に取り入れる」
ターゲットのゴールから逆算して入口とをつなぐ「マップ」を作り、
「クレイジー8」でアイデア出し、「ストーリーボード」で具体化する。
そのうえで必要最低限のファサード(映画のハリボテ)から
フィードバックを得る。
変に練りすぎるのではなく、ラピッドプロトタイピングを意識したい。
May 8, 2023|図書館本
■GRATITUDE 毎日を好転させる感謝の習慣
(スコット・アラン)
一部スピリチュアル的な解釈を交えながら23章立てで、
感謝の心の大切さをやや冗長的に伝えている。
「持っているものに感謝するとますます恵まれる」
足りない、持っていないこと(欠乏意識)に囚われず、
今この瞬間に意識を向けて(マインドフルネス)、
今ある恩恵に気づき感謝することが大切だと思った。
ただ習慣を全て実践するのは無理かな…。
実践「自分が受けている恩恵を書きとめていく」
持っていないものではなく、
持っているものに意識を向けることを大事にして、
ネガティブなときにこの恩恵リストを見て
感謝の心を忘れないようにしたい。
May 9, 2023|kindle unlimited
■アイネクライネナハトムジーク
(伊坂 幸太郎)
伊坂さんの作品を初めて読んだ。
本作品は短編集ではあるけれど、
登場人物を介して話がつながっていて、
興味深く一気に読み通した。
時間と人物が絶妙に切り替わるので、
視点や視座を変えながら全体像をつかんでいくという
読み手の楽しみを味わえた。
とくに「ナハトムジーク」の頻繁な場面転換と、
ウィンストン小野の立場での描写は、
気づけば自分自身がもっとも高揚しながら読んでいたように思う。
普段は実用書ばかりを手に取ってしまうが、
情景をイメージしながらその立場を追体験できる小説を
やはり定期的に読みたいなと思わせてくれる作品だった。
May 10, 2023|kindle unlimited
■できるfit メルカリ&LINE&Instagram&Facebook&Twitter 基本+活用ワザ
(田口和裕,森嶋良子,毛利勝久,できるシリーズ編集部)
今さらではあるが、
Twitterの基本機能を確認しようと思い、
図書館で必要箇所を立ち読み。
ネットでサクッと調べるのもいいけど
断片的で理解が追いつかないときがあるので、
情報は古いけど網羅的に確認できる本があると重宝する。
May 11, 2023|kindle unlimited
■ものの見方が変わる 座右の寓話
(戸田 智弘)
寓話が時代を超えて受け継がれているのも、
普遍的な教えを含んでいるからだと改めて実感した。
これまでの経験や知識、育んできた価値観や世界観によって、
その捉え方は人それぞれだし、
時間をおいて繰り返し寓話に触れることで
新たな気づきが生まれそうな気がした。
77の寓話のなかで、
とくに「人間万事塞翁が馬」「こぶで有難い」「一休和尚の遺言」
を意識したい。
実践「なすことをなす」
目の前のことに一喜一憂しすぎずに、
今あるものに感謝しながら、
今自分の力が及ぶことに力を尽くす。
自分のコントロール外のことに振り回されない。
May 12, 2023|kindle unlimited
■ぼくは眠れない
(椎名 誠)
改めて寝られることに感謝しようと思った。
これまで多くの椎名作品に触れてきたけど、
何かとアクティブな椎名さんが
不眠症で長らく苦しんでいるというのは全く想像していなかった。
すんなり眠りにつけるだろうか、
途中で起きないだろうか、
早く目が覚めたらどうしようか…
現時点ではそういった悩みを抱えていないことを
「幸せ」だと思いたい。
May 13, 2023|図書館本
■半分、減らす。: 「1/2の心がけ」で、人生はもっと良くなる
(川野 泰周)
精神科医であり住職でもある著者が、
その知見を活かして、
物・食事・消費・情報・仕事を「半分、減らす」ことを提案。
半分という目指しやすい目標であったり、
高揚感に心に「句読点」を打つという考え方が、
気持ちをラクに心穏やかに取り組めそうだと思った。
実践「中道精神・マインドフルネスを意識して、身の回りを整理していく」
極端すぎず、偏りすぎず、
いまに意識を集中することは何事にも通用しそう。
最近読んだ本を通じて、
自分がマルチタスク的思考寄りだと痛感したので、
より今ここに意識を向けてシングルタスクを心がけたいと思う。
May 16, 2023|kindle unlimited
■図解 心理学用語大全: 人物と用語でたどる心の学問
(田中 正人)
心理学を俯瞰的に学ぶという感じというより、
辞書的な使い方で手元においておきたい書籍。
1ページもしくは見開き1ページで
用語解説がイラスト入りで書かれているので、
ちょっと確認したいときに重宝する。
改めて「認知バイアス」の種類が多数あることに驚いた。
悪いことが起きると無理やり因果関係を考えてしまったり、
都合の良い情報ばかり集めたり(都合の悪い情報は無視)…と、
こういうバイアスがあり得ることを知っているだけでも、
物事を俯瞰的に冷静に見るための意識付けになりそうだ。
実践「目に入るところにこの本を置いておく」
May 17, 2023|本棚
■滑稽・人情・艶笑・怪談…… 古典落語100席
(立川志の輔)
本棚の奥に眠っていたのを見つけ、
寝る前にちびちびと読み進めた。
志の輔師匠が選んだ古典落語を見開きで1席紹介されていて、
簡潔だけど情景が思い浮かんでくる。
くすりと笑える話、そんなアホな!というような話、
練りに練られたストーリー、ほろりとさせる人情噺など、
古典落語だからこそ、
当時の社会や人間模様を想像しながら読むのが楽しかった。
解説を頭に入れて早速Amazon musicで落語を聞いた。
話の大枠がわかっていても笑いあり涙ありで十分楽しめたが、
やはりライブで仕草も踏まえて臨場感たっぷりに落語を楽しみたい。
May 21, 2023|本棚
■武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
(山口 周)
「哲学」はハードルが高かったが、
本書を読みながら
「いわば積み上げ思考ではなく、
興味のあるものから深掘りしたら良いんだ」
と気づけた。
山口さんのような知の体系化は無理にしても、
思考のベースになりうる哲学に触れたことで、
自分なりの世界観が広がりそうな気がした。
実践「脱構築:二項対立に縛られていないか意識する」
問題の本質を見失わないよう、
こだわりすぎずに柔軟に物事を捉えれるようにしたい。
そうすることで「反脆弱性」というか、
何事も真正面で衝撃を受け構えるのではなく、
しなやかに受け流しながら変化に対応していきたい。
May 22, 2023|kindle unlimited
■人生に、上下も勝ち負けもありません 精神科医が教える老子の言葉
(野村総一郎)
老子哲学の「無為」の概念をもとに32の思考を紹介。
精神科医として豊富な経験から
「ジャッジフリー」の考え方が説明されていてわかりやすい。
ゆるめのイラストも相まって、
「何をギスギス考えてしまっているんだろう、
相手や環境に振り回されず自然に振る舞っていたら、
もっと気がラクなのにね…」と自然に思えてくる。
実践「腹を立てたらスプーンの思考」
腹を立ててもナイフやフォークで相手に反撃するのではなく、
スプーンで相手をすくい上げる(手のひらで踊らせる)。
優劣や勝ち負けではなく、おおらかな気持ちを意識したい。
May 25, 2023|kindle unlimited
■コロナ後の世界的ビジネス教養がゼロからわかる! 地政学見るだけノート
(神野 正史)
こうして地政学に触れると
改めて世界に意識が向いて世界史や世界地理に興味が湧いてくる。
立場が変われば見方が変わる。見方が変われば捉え方が変わる。
「逆さ地図」で日本の立地が
地政学上重要な意味を持っていることを改めて認識した。
ランドパワーとシーパワーの覇権争い、
ますます重要な意味をもってくるアジア情勢など、
日本の果たす役割はとても大きいと感じた。
実践「当たり前を当たり前にせず、多面的に物事を捉える」
地政学に限らず、今だけの一方的な視点だけで判断せず、
時間や範囲を変えて捉えることに努めていきたい。
May 29, 2023|本棚
■ビジネス教養 行動経済学
(阿部 誠)
経済学✕心理学=行動経済学。
必ずしも合理的に行動しない人間の特性を、
本書で簡潔かつ興味深く知ることができた。
直感的に意思決定に至るヒューリスティックは、
既知の心理学知識と融合できたし、
プロスペクト理論の内容は
自分の行動を振り返ったときに納得感があった。
実践「陥りやすい効果があることを理解し、冷静に納得感ある行動選択につなげていく」
知らず知らずのうちに「ナッジ」で
行動を促されていることもあるが、
プラスの反面、悪用されることもありうる。
こうして行動経済学を知ることで、
よりフラットな意思決定につなげていきたい。
May 31, 2023|本棚
こうして読んできた書籍のアウトプットの場として、
自ら「読書アウトプット会」を主催しています。
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皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
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