何か言葉が浮かびました？
これまでの自分を思い浮かべると…
「ツイてない」という言葉が思い浮かんだんですね。
「やっぱり（やはり）」という言葉には、次のような意味をもちます。
(1) 以前と、また他と比べて違いがないさま。
(2) 予測したとおりになるさま。案の定。
(3) さまざまに考えてみても、結局は同じ結果になるさま。つまるところ。
(4) 動かずにいるさま。
つまり、
・以前からの自分
・普段予測している自分
・結果としていつも同じ自分
というものを想像しやすい言葉だと思います。
「やっぱり私は…」
さぁ、あなたはどんな言葉が頭に浮かびますか？
どうして「ツイてない」と思ったか教えてくれますか？
これまでの自分を振り返ったら、
いつも赤信号ばかりだったり、
電車は目の前で扉が閉まったり、
今日も欲しかったスイーツが売り切れていたり…
期待に反することが続いているということなんですね。
ここ数日振り返ってもそんな感じなんですよ。
ひつじさんのフィルターが詰まっているのかもしれませんね。
フィルター？
これまでに悩める方のお話を数多く聴いてきましたが、
いまいち調子が芳しくない方に「やっぱり私は…」の問いをすると、
「やっぱり私はダメな人間だ」
「やっぱり私は運がない」
といった答えをいただくことが多くあります。
自分は失敗ばかり、うまくいかないことばかり…
他の人と比べても良いと思うところがない…
次から次へとネガティブな言葉が出てきます。
ここで立ち止まって考えてほしいのは、
無意識のうちにネガティブを収集していませんか？
ということです。
必要な情報を収集してくれるフィルターとは？
脳には、必要な情報を収集するフィルターが備わっています。
脳幹網様体賦活系（のうかんもうようたいふかつけい）という脳機能で、
RAS（Reticular Activating System）とも呼ばれています。
人は五感などから得る情報の全てを処理することはできません。
100%処理しようとすると一瞬で脳のエネルギーを枯渇させてしまいます。
そうならないために、膨大すぎる情報から、
自分にとって必要な情報を選別して意識に届け、
必要ない情報は脳が反応せず無意識のうちにスルーしています。
自分の名前を呼ぶ声に反応したことはありませんか？
ザワザワしていたり、他の人の名前を呼ぶ声もあるはずなのに、
ふと自分の名前が出ると、急に意識がそっちに向きます。
他の音はほとんど聞こえなくなりませんか？
遠くでも何の話をしているのかが気になって、
そちらばかりが聞こえるようになります。
「ツイてない」こととどう関係するのですか？
そのRASというフィルターが関係しているとか…？
（いつもタカさんに誘導されてますよ😜）
プラスにもマイナスにもなるということなんです。
RASを有効活用するためには？
自分にとって必要な情報を集めてくれるRASの機能。
「○○したくないなぁ…」
「△△だったらどうしよう…」
このような不安・心配事で頭を満たしてしまっていると、
その状態への感度が高くなっているため、
小さな変化にも気づきやすくなります。
つまり、普段からネガティブな意識を持っていると、
その情報を知らず知らずのうちにキャッチしやすくなります。
そして、わずかなネガティブ要素に敏感になることで、
さらにネガティブな思考に陥る可能性があります。
冒頭の「やっぱり私は…」という質問は、
自分の思考傾向を知るひとつの方法です。
ネガティブ思考から抜け出すためには、
「捉え方」を変えていくことが大切です。
とても知りたいです！
自分の理想の状態をイメージして、
必要なキーワードを明確にすると良いと思います。
RAS機能を味方にしやすいですね。
そのキーワードに目が止まりやすかったり、
何気なく見ているＴＶや動画においても、
キーワードに自然と意識が反応します。
早速試してみます！
自然と必要な情報に接しやすくなるはずです。
今回もとても多くの学びを得ることができました。
タカさん、ありがとうございました！
ネガティブなことではなく、
ポジティブなことに活用しましょう！
必要な情報を選別して意識に届けてくれる「RAS機能」
心配事ばかり考えていると、ネガティブへの感度が高まってしまう
自分の理想像から必要なキーワードを明確にしておく
「やっぱり私は…」の問いかけなんですね。
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