#読書アウトプット会 2023.8.30 (19)
❝ 百読は一行に如かず ❞
何かを変えたいと思うからこそ読書をする
1冊の書籍から1つの実践を!
たとえ100冊の本を「読」んだとしても、
「行」動しなければ全く意味がない…
精読による100%インプットよりも
実践したいことに出会う楽しみ
を重視して読書に向き合っています
このページでは、
自ら主催する「読書アウトプット会」にて
シェアした内容を掲載しています
✅ なぜ読もうとしたのか?
✅ 読んだ感想
✅ 実践していきたいこと
2023.8.30 読書アウトプット会(19)
世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?
(山口 周 著)
これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、
いわば「サイエンス重視の意思決定」では、
今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない――「直感」と「感性」の時代――
組織開発・リーダー育成を専門とする
(Amazon 紹介文より)
コーン・フェリー・ヘイグループのパートナーによる、
複雑化・不安定化したビジネス社会で勝つための画期的論考
なぜ読もうとしたのか?
読書を継続していくなかで、
「教養」とは何か?
「教養」はどう身につけて、どう活用していくのか?
ということに興味がどんどん湧いてきた。
思い起こせば、
いわゆる勉強は大学受験のためにしてきたもので、
社会人として身につけた業務知識は日常には役に立たない…。
そもそも自分にとって「学ぶ」とは何か?
ビジネスエリートが鍛える=学ぶものとして、
これまでの人生で身近に感じたことのなかった
「アート」に触れている点で興味を持ち、本書を手に取った。
読んだ感想
グローバルエリートはなぜアートスクールに行ったり、
美術館のギャラリートークに参加するのか?
正解がなく先の読めない時代において、
従来の論理・分析中心型の意思決定では
ビジネスの舵取りができなくなっているからだ…
そこで重要なのが「センス」ということか、
それを身につけるのは容易じゃないよな…
と思いながら読み進めていった。
経営学者ミンツバーグの言葉を引用して、
「経営は
サイエンス(論理・分析)
クラフト(経験・知識)
アート(直感・創造性)
のバランスが大切」
と、実学とともにアートを同列に並べている点が印象的。
サイエンスに軸足を置きすぎると、
数値達成のために現場が疲弊して、
モラル低下やイカサマが発生して不祥事につながる
…まさに世間を騒がしている中古車販売会社のことを
言い当てているようで妙に納得感があった。
また、極端なシステム志向に陥った受験エリートの成れの果てとして、
オウム真理教の高学歴幹部を例に上げていた点も印象深かった。
自分の中に「真善美」に基づく美意識を持たなければ、
疑うことなく安易にシステムの中で流されてしまい、
世間の非常識にも気づかないまま、
取り返しのつかないことをしてしまう。
美意識の欠如がもたらす最たる例として、大きな警鐘と捉えたい。
人生における良質な意思決定のためにも、
客観的な外部のモノサシばかりに頼るのではなく、
主観的な内部のモノサシ(真善美)の比重を意識することで、
美意識を鍛えていきたい。
実践したいこと
✅ 芸術作品に触れる機会を作り、美意識を鍛えていく
最後の章にて「どう美意識を鍛えるか?」に触れており、
アート(絵画)を見る、哲学に親しむ、
文学を読む、詩を読むといったことを紹介している。
アートを前につぶさに見ながら、
「絵の中で何が起きていて、これから何が起こるだろうか?」
と作品を見て感じたことを言葉にするなど、
観察眼を鍛えながら、感性を磨いていきたいと思う。
これまで慣れ親しんでいない分、
いきなりアートを目に前にするのはいささかハードルが高い。
その興味を深めるためにも、
解説本や絵画を扱った小説などにまず触れていきたい。
ご参加いただいた方のシェア本
※実践はアンケートに記載いただいた方のみ掲載しています
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✅ 質問力を上げるための想像力、感性を磨く(40代女性)
✅ からだに感じられるものを常に意識して、
QOL(生きがい)の向上を目指す(60代男性)
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