Well-Being Life LOG

今より幸せな人生をあなたの手に…

#読書アウトプット会 2023.11.29 (30)

❝ 百読は一行に如かず ❞

何かを変えたいと思うからこそ読書をする

1冊の書籍から1つの実践を!

 

たとえ100冊の本を「読」んだとしても、
「行」動しなければ全く意味がない…

精読による100%インプットよりも
実践したいことに出会う楽しみ
を重視して読書に向き合っています

このページでは、
自ら主催する「読書アウトプット会」にて
シェアした内容を掲載しています

 ✅ なぜ読もうとしたのか?

 ✅ 読んだ感想

 ✅ 実践していきたいこと


2023.11.25 読書アウトプット会(30)

ニュータイプの時代
新時代を生き抜く24の思考・行動様式
(山口 周 著)

 

「20世紀的優秀さ」は終わりを迎える。
今すぐ思考・行動をアップデートせよ!

大きく切り替わった時代をしなやかに生き抜く
「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」をまとめた
新時代の決定版ガイド。

近年、社会構造の変化やテクノロジーの進化に伴い、
個人や企業は、新しい考え方や成功モデルへの書き換えを求められています。
これまで長いこと評価されてきた能力や資質は今や飽和状態となり、
急速に凡庸なものへと変わっています。

本書は、今起こっている社会構造の変化を
「6つのメガトレンド」として読み解き、
これから求められる24の新時代の思考・行動様式を、
オールドタイプ(旧型の価値観)からニュータイプ(新型の価値観)への
シフトという形で解説します。

 

山口 周(やまぐち・しゅう)

1970年東京都生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。
電通ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。
専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。岡本一郎名義の著書もある

Amazon 紹介文より)  

なぜ読もうとしたのか?

山口周さんの書籍をこれまで2冊読んで
「今の時代に美意識やアート感覚が大切だ」
という内容が大変興味深く、とても納得感があった。
ふと本書が積読状態であったことを思い出して、
本棚の中から探し出して読んだ。

読んだ感想

タカ
❝VUCA時代に自らをモードチェンジできるか?❞
 

すでに存在する問題の解決に長けたオールドタイプ
認識されていない問題を見える化するニュータイプ
サイエンス重視のオールドタイプ、
アート重視のニュータイプ…など、
あえて強調して対比しているのでわかりやすい。

冒頭の「これから求められる思考・行動様式とは?」の対比表を見て
著者が言いたいことを想像しながら、読み進めていくのを楽しんだ。

本書から感じたことは次の3つ。

(1) 現代の閉塞感

今の日本が抱え続けている閉塞感は、
日本そのものがオールドタイプの象徴であることを
証明しているような気がする。

明治維新以降、欧米に追いつくことを目指した日本は、
正解を探すことに長けていたからこそ右肩上がりに成長し、
戦後も凄まじいスピードで「Japan as No.1」の時代を迎えた。

ただ、その後はオールドタイプのままであるが故に、
自らがNo.1となったことで目指すモデルを見失い
その存在感が薄れつつあることに妙に納得する。

(2) 社会の評価軸

個人を取り巻く環境にフォーカスすると、
学校では正解のある問題を解くことを叩き込まれ、
その最たる受験戦争に勝つために
過去からのパターン問題を繰り返し取り組む。

また就職にあたっては、
採用段階においてその学歴が少なからず影響する。
そして入社すれば、
すでに組み込まれたシステムのなかで規律に従って働くことを求められる。

よくよく考えたら、人生の前半の多くを
オールドタイプこそが評価される枠組みのなかで育っていることになる。
ニュータイプは入社時点でふるい落とされている可能性すらある。
その受け皿がベンチャーであったり、自らが起業することであって、
その人々たちが余計に異質に見えてしまうんだろう。

(3) 自分自身の経験

これまで正解を探すことで自分の評価を高めてきたオールドタイプが、
いざ率いる立場となって、問題を探したり、意味を与える存在になる、
つまり管理職となってニュータイプに転化できるかというと、
そう簡単なものではないだろう。

これは自身の経験にもまさによく当てはまる。
会社員時代、ジョブローテーションで数年ごとに仕事が変わり、
なかにはチャレンジできる職場もあったが、
数年経ったらまた正反対の「石橋を叩いて渡る」の職場へ逆戻り。
そんな繰り返しのなか、
自らが「オールドタイプ」としてやりやすさも感じていた。

しかし、管理職になるにつれ、
失敗を許さない職場風土が裁量を奪い意欲を削がれ、
次第に閉塞感を感じるようになった。

もしかしたらそこで自分が意欲的にモードチェンジできていれば、
働くことにもっと意味を感じられていたかもしれない。

本書を読みながら、自分のことに引き付けて考えて、
多くの気づきと勇気を与えてもらったなと感じた。
今は退職して独立した身となったわけだが、
閉塞感を感じながら送る会社員人生から
エグジットする決断をして良かったなと強く思う。

実践したいこと

ニュータイプという新しい価値観で
  失敗を恐れずにチャレンジする


独立しているからこそ、
必然的に「ニュータイプ」であることが求められている気がする…
会社員時代とは全く違った新しい価値観を持つことに自信をもち、
失敗を恐れずにチャレンジをし続けていきたい。
その先に「ニュータイプ」としての価値を創造できたらと思う。

 

 


ご参加いただいた方のシェア本

※実践はアンケートに記載いただいた方のみ掲載しています

✅ 本質を見極めながらでたらめなことを楽しむ余裕も大切にする!!(40代/女性)

アウトプット会の感想

今回は常連のお三方が参加いただいた回でした。

それぞれの好みやアウトプットの方向性について
なんとなくわかっている関係なので、
どんな本をシェアしてもらえるんだろうといつも以上にワクワク。

実際に見て聞いて体験して感じるものからの学びや気づきであったり、
表層だけではない深層で作用する思考であったり、
体感を伴う読書の話には引き付けられるものがありました。

そして今回個人的に興味をひいたのが、翻訳家さんの話。

よくよく考えたら、
文化も思想も違う国で書かれたものを、
日本語で読みやすいように翻訳している。
仮に学校などで学んだ英語にて「直訳」はできたとしても、
日本人にとって意味あるものにできるかは別物で
手順が2つも3つも増えるんだろうな…
と改めてその大変さを実感した。

意味を作り出すという点では
できる翻訳家さんは「ニュータイプ」なのかもしれない…。

ご参加いただいた
Mさん、Cさん、Mさんどうもありがとうございました。


今回のご参加で 通算30回/参加者81名 となりました
★☆★ 祝・30回突破! ★☆★

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皆さまのご参加を心よりお待ちしております
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