#読書メーター November, 2023
こちらは「読書メーター」の月間まとめページです。
読書後の感想をはじめ、得た学び・気づき、
「ぜひ実践したい」と思った事柄を記載しています。(一部のジャンルを除く)
「1冊の本から『実践したいこと』を一つでも見つけたらもうけもの!」
自己成長のためのアウトプットにつなげていくよう、
能動的な読書を続けていきたいと考えています。
2023年11月の読書メーター
読んだ本の数:12 冊
読んだページ数:3112 ページ
- ■ 息吹 (平野 啓一郎)
- ■ 頭に来てもアホとは戦うな! (田村 耕太郎)
- ■ 書く習慣 (いしかわ ゆき)
- ■ 銀の匙 (中 勘助)
- ■ Twitter小説集 140字の物語 (内藤 みか ほか)
- ■ 大聖堂 (レイモンド カーヴァー)
- ■ アナログ (ビートたけし)
- ■ ニュータイプの時代 (山口 周)
- ■ 1970年大阪万博の時代を歩く (橋爪 紳也)
- ■ 菊と刀 (ルース・ベネディクト)
- ■ 窓ぎわのトットちゃん (黒柳 徹子)
- ■ 世界でいちばん透きとおった物語 (杉井 光)
■ 息吹
(平野 啓一郎)
Audible。
当たり前の日常からひょんなことで分岐して…
自ら妄想して作り上げたパラレルワールドと現実との境目が曖昧になり…
それが家族を巻き込み…
最後のモヤッと感も含めて「現実とは?」ということを考えされられた。
自分が過去にいくつもの分岐点から
パラレルワールドを作ってしまい苦悩した経験があるだけに、
自分の過去をなぞりながら息吹たちの苦悩を追体験した気持ちだ。
近い将来、メタバースなどでもう一人の自分が
違う人生を送れることになるかもしれない。
それだけに改めて目の前の現実世界をしっかり味わう大切さを感じた。
✅目の前の現実を受容して感謝する
2023#112|November 2, 2023 読了|Audible
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息吹|読書ノート #112, 2023 - Well-Being Life LOG
■ 頭に来てもアホとは戦うな!
(田村 耕太郎)
学もない、才もない、人望もないアホと戦って、
限られた資源(貴重な時間)を無駄にするな。
論破だの、倍返しだのは、
一時的なスッキリ感はあっても虚無感が残るだけ。
たしかに!…ただ自分がアホ側でないことを願う(笑)
それはさておき、元政治家らしく
「メンツより実利」など処世術にも触れている。
その実践は一筋縄にはいかないが、
①自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中する
②「幽体離脱」による第3の目で自分を見る
③人生は理不尽なものと考え期待しすぎない
など考え方を参考に、
自分を見失わないようにしていきたい。
✅自分がコントロールできることだけに集中する
2023#113|November 3, 2023 読了|所有本
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頭に来てもアホとは戦うな!|読書ノート #113, 2023 - Well-Being Life LOG
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#読書アウトプット会 2023.11.25 (29) - Well-Being Life LOG
■ 書く習慣
(いしかわ ゆき)
書く、発信することに勇気を与えてくれる本。
テクニックを身につけてからやろうでは、
いつまで立っても始められない。
やってみたいと思ったら、
たった5分でも小さいことでもやり始めてみる。
やり続けていればあとから実力がついてくる、
それが成長だ…本書を読みそう思った。
自分ごとで言えば、
読書で学び気づいたインプットを、
読書メーターや読書会などで感想(あらすじやメモではない)を
アウトプットする習慣を続けることで、
上手下手は別にして自分の言葉で表現することの抵抗は減り、
記憶に定着しやすくなっている。
よしよし、続けていこう!
✅まずやってみる。そしておわらせる。
2023#114|November 6, 2023 読了|Kindle Unlimited
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書く習慣|読書ノート #114, 2023 - Well-Being Life LOG
■ 銀の匙
(中 勘助)
舞台は明治時代…
当時の日常風景を目の前に映し出せるほど写実的な文章が印象的。
子供目線で情景と感情が仔細に描かれ、
雑味なく全てを語っている感じがあり、
行間を意識せず先へ先へ読み進めていった。
病弱に生まれ伯母さんの大きな愛情を一身に受けて過ごし、
同性とは張り合い異性と友情(淡い恋)を
深めては別れを重ね成長していくが、
とくに印象的だったのが伯母との久々の再会。
逞しくなった主人公とは対照的に老いて衰えた伯母。
伯母が姿を目に焼き付けようとする様子は
何とも心を打って落涙した。
そういえば世話好きな人が少なくなったなぁ…
✅親からの愛情を決して忘れず感謝する
2023#115|November 8, 2023 読了|図書館本
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銀の匙|読書ノート #115, 2023 - Well-Being Life LOG
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#読書アウトプット会 2023.11.11 (27) - Well-Being Life LOG
■ Twitter小説集 140字の物語
(内藤 みか ほか)
Kindleでたまたま見つけた小説集。
140字で表現された作家の世界。
制限があるから表れるその個性。
書いては削って言葉を磨く。
日常のなにげない光景も、
豊かな言葉で紡げば小説になる。
本を読んで言葉に触れて、使って試して自分のなかへ。
そして自分の世界が創られる…。
👆 140字内の感想(笑)
2023#116|November 9, 2023 読了|Kindle Unlimited
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読書ノート #116-117, 2023 - Well-Being Life LOG
■ 大聖堂
(レイモンド カーヴァー)
以前、読書会で紹介のあった書籍。
ある超有名高でテーマ本となっていたらしく、
橋本先生の『銀の匙』のようだと興味を持ち図書館で借りた。
読んだのは、訳した村上春樹さんが解説で
「非のうちどころがない…」と絶賛している表題作『大聖堂』。
妻の長年の友人(盲人)が来訪し、
嫉妬心からか嫌悪感を抱いていた主人公が、
盲人とふたりだけの時間を過ごして心境が変わっていく。
未知の体験を通じてシンパシーを感じていき、
逆に盲人に畏敬の念を持ったようだった。
自分と異質なものにあたかも同化する体験は
人を変える可能性があるんだろうなと思う。
2023#117|November 10, 2023 読了|図書館本
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読書ノート #116-117, 2023 - Well-Being Life LOG
■ アナログ
(ビートたけし)
Audible。
ビートたけし作品、映画化…
イメージ先行で読んでしまいそうだったので、
なるべくフラットに読もうと努めた。
ストーリーの軸は純愛…
気の置けない男友達だからこその
雑味ある会話が多く好き嫌いはありそうだが、
個人的には男同士の友情、母への想い、
そしてみゆきとのアナログな関係に
何度か感情移入しながら一気に聴いた。
連絡手段もないのに自然と惹かれ合っていく二人。
LINEやSNSなどいつでも簡単に意思疎通できる現代に、
本当の繋がりってなんだろう?と考えさせられる。
相手を想う気持ちはデジタルでは表せないのかも…
2023#118|November 13, 2023 読了|Audible
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アナログ|読書ノート #118, 2023 - Well-Being Life LOG
■ ニュータイプの時代
(山口 周)
すでに存在する問題の解決に長けたオールドタイプ、
認識されていない問題を見える化するニュータイプ。
サイエンス重視のオールドタイプ、
アート重視のニュータイプ…など対比が秀逸でわかりやすい。
学校で正解のある問題を解くことを叩き込まれ、
その最たる受験戦争を経て、
就職しては規律下で働くことを求められる。
人生前半の多くをそう評価される枠組みの中で育つわけで、
例えばいざ管理職になってニュータイプ化できるかというと
そう簡単ではない。
先を行く欧米に追いつくことで成長した日本が、
今その存在感が薄れつつあることに妙に納得する。
✅ニュータイプという新しい価値観で失敗を恐れずにチャレンジする
2023#119|November 17, 2023 読了|所有本
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ニュータイプの時代|読書ノート #119, 2023 - Well-Being Life LOG
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#読書アウトプット会 2023.11.29 (30) - Well-Being Life LOG
■ 1970年大阪万博の時代を歩く
(橋爪 紳也)
本棚整理中に発見。
たしか大阪検定の参考書として購入したもの。
今万博開催の是非が盛んに問われるなか興味を持ち読んだ。
1970年大阪万博では月の石、
2005年愛・地球博では冷凍マンモスが注目されたが、
大阪万博ではアメリカ館がやがて東京ドームの原型となったり、
警備員、ピクトグラム、ファストフードなど
今や当たり前となっているものが導入されている。
日本に勢いがあった70年万博を
懐古的に再現するのを期待するのではなく、
2025年万博が日常生活にどんな新たな価値を生み出すのか、
何がレガシーになるか注目して考えてみたい。
✅万博は未来への投資であってほしい
2023#120|November 20, 2023 読了|所有本
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1970年大阪万博の時代を歩く|読書ノート #120, 2023 - Well-Being Life LOG
■ 菊と刀
(ルース・ベネディクト)
自ら持つ日本人像を想像しながら読み始めたが、
時代の違いから理解が追いつかず時間を要した。
著者は一度も来日せず文献と聞き取りから、
「菊」に代表する美を愛でる心と、
好戦的で一本気な「刀」という矛盾するような二面性を
日本人に見出したことに驚く。
恩や義理などは島国日本での長らくの封建制度下で
日本人が連綿と刻んできたものだとしても、
今は世界との距離が一気に縮まり、
醸成してきたものが急激に失われて欧米に同化している気もする。
同化が良い悪いかは別にして、
日本人でありながら
その日本人のことをわかっていないことに気づいた。
✅日本人の美意識を感じ取りたい
2023#121|November 22, 2023 読了|図書館本
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菊と刀|読書ノート #121, 2023 - Well-Being Life LOG
■ 窓ぎわのトットちゃん
(黒柳 徹子)
どこか普通の子とは違うトットちゃんが、
同じ目線で話をしっかり聞いてくれる小林先生に惹かれ、
多様な学友とともに自由に学び、
多感な経験をし伸び伸びと成長していく様が心地よかった。
いつの時代も親は「こうしなさい、ああしなさい」と
型にはめていくことが多いなか、
ドタバタと振り回されもしたはずだけど、
両親は我が子を信じていたんだろう。
親目線で一緒に成長を見守った感じで読んだので、
トモエ学園のように受け入れてくれる居場所があることは
本当に幸せだと改めて思う。
戦前にあれほど自由な学びの場を提供していたことは奇跡のようだ。
✅体験でこそ得られる学びを続ける
2023#122|November 28, 2023 読了|所有本
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(作成中)
■ 世界でいちばん透きとおった物語
(杉井 光)
「ネタバレ厳禁」なのでアッサリと。
これだけ読書のスタイルは多様化しているのに、
なぜ電子書籍ではNGなのか?
あれだけ売れているのにAudibleもないし…おぉそういうことか!
途中で伏線回収の気配があったとき、
思わず読み返して「あっ!」
まさに自分の頭が透きとおった感覚だった。
面白い読書体験をさせてもらった。
2023#123|November 30, 2023 読了|所有本
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(作成中)
こうして読んできた書籍のアウトプットの場として、
自ら「読書アウトプット会」を主催しています。
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