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書く習慣|読書ノート #114, 2023

読書ノート #114, 2023

■書く習慣 〜自分と人生が変わるいちばん大切な文章力〜
 (いしかわ ゆき)

 

 

Takahiro
❝明日やろうは「ばかやろう」とりあえず始めてみる❞
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.11.6 読了|Kindle unlimited|2023年 114冊目


読んだ理由


今年の5月以降、X(旧Twitter)やこのブログなどで、
アウトプットすることを続けているなかで、
書くためのマインドや方法など
なにかヒントになるものを…と思い読み始めた。

読後感想


書く、発信することに勇気を与えてくれる本

「才能がないからできない」と嘆いているあいだはなにもできない。
テクニックを身につけてからやろうでは、いつまで立っても始められない。
やってみたいと思ったら、たった5分でも小さいことでもやり始めてみる。
やり続けていればあとから実力がついてくる。
そうしていくことで何事も成長につながる。

…本書を読んで、改めてそう思った。

自分ごとで言えば、
読書で学んだり気づいたりして得たインプットを、
読書メーターや読書会などで感想(あらすじやメモではない)として
アウトプットする習慣を続けている。
言葉の上手下手は別にしても
自分の言葉で表現したり発信することへの抵抗は減り、
読書からの学びも記憶に定着しやすくなっている。

「よしよし、続けていこう!」
そんな勇気を与えてもらえた。


さて、本書から得た主な学びは次の3つ。

Takahiro
① おわらせる勇気
②「なぜ?」で日常の解像度を高める
③ 文章の自分ごと化
 

やるからにはついつい100点を目指してしまいがちで、
より良いものを…と時間をかけて何度も推敲していると、
完成の目処がわからなくなる。
自分自身、かつて仕事でそう陥ることが何度もあった。

完璧主義の人は、単純に『完璧を求める不完全な人』
という一文がグサッと刺さり、
著者と同様に全く自分もそうだったと痛感した。

今でこそ、完璧主義から脱却しつつあるものの、
貴重な時間資源という意味でも、
「おわらせる勇気」を意識して、次の扉をノックしていきたい。

普段の何気ない日常でも面白おかしく捉えたり、
密度の濃いツイートをしているユーザーがいる。

楽しいとかつまらないとか感じた出来事を
「どうしてそう思ったのか?」と掘り下げて、
無理矢理でも学びに結びつけること…

これがただの日常を読んでもらえる文章にするコツとのこと。

このことは何も「書く」ということに限らず、
何気ない日常を何気なく終わらせないために、
毎日の意味付けに役立てられる考え方だと感じた。

世の中には様々な情報があふれかえっていて、
ネットで少し検索すれば、表面的な知識は手に入る。

自分の経験からしても、
机上の勉強だけで手に入れた知識をもとに書かれたものは
何とも無味乾燥な印象で、なかなか頭に入ってこない。
まるで教科書を読んでいるようで面白くない。
一方で、実体験をふまえて咀嚼して書かれたものは
共感したり、追体験して学びを得られたりする。
どちらが説得力があるかは言うまでもない。

本書では文章の「自分ごと化」のポイントに触れている。

(1) 出来事について書く
(2) その出来事を受けて自分の「学び」や「変化」を書く
(3) 読者に語りかけてみる
(4) 主語を「わたしたち」に変えてみる
(5) 最後に「あなたはどう思う?」と議論の余地を与えてみる

たしかに、本人の学びや変化を知り、問いかけられることで
「自分だったらどう感じるだろう」と考えたくなる気がする。
今後アウトプットしていくにあたっては
読者を当事者として巻き込めるように意識していきたいと思う。

書くこと、表現することにとどまらず、
それを公開するということは
さらにハードルが高いと感じてしまいがちです。
この本を読んで、そのハードルをグッと下げてくれて、
書いてみよう!と思わせてくれました。

わたしたちは自分のことを理解してもらいたいと思っているはずです。
そのための表現ができる場が、SNSやブログなんだと思います。

あなたはどう思われましたか?
この本を読みたくなりませんでしたか?(笑)

心に残った一節

 

ライターになって初めて書いた原稿は、1週間たっぷり使って「ああでもない、こうでもない」と何度もこねくり回し、期日を過ぎてもなかなか完成させられずにいました。
要するに完璧主義の人は、単純に「完璧を求める不完全な人」なんです。(中略)
以前、締め切りがギリギリすぎるあまり、「これでいいや!」と半ば投げやりになって出した文章が上司に大絶賛されて拍子抜けしたことがあります。自分が過小評価していたものが、じつはそうでもなかったことって往々にしてあるのです。
つまり、100点を目指して延々と労力をつぎ込むのはあまり意味がない。(中略)
そんな完璧主義の人に必要なのは、「おわらせる勇気」。(中略)
そこでわたしがよく用いる方法は、
「おわり!」と自分から言ってしまうこと。

(第1章--「完璧主義」を捨てて、どんな形でもいいからおわらせて)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

Takahiro
まずやってみる。そしておわらせる。
 

 


 

書籍紹介

3万部突破!
Twitterで「#1ヶ月書くチャレンジ」が話題!
本書を読んだ読者が書いたnoteは7000以上!
この本を読めば、きっとあなたも「書ける人」になれる!

日記・SNS・note・ブログ、「続かない」と悩むすべての人のための
「努力・才能・技術」より大切な“たのしく書く”ためのコツ

SNS、ブログ、note、世間に発信できるサービスが増え、多くの人が文章で自己表現しています。
他人の発信を目にする機会も増え、「自分もなにか発信してみたいな」と思う人も増えています。
「書く」を仕事にする人も増え、文章の指南書も数多く出版されています。

でも「書く」ことは、好きじゃないとしんどい。
むしろ「好き」になるからこそ、習慣になり、自然と上達していきます。
この本では、あなたの「書きたい気持ち」を高め、
「書く」ことを習慣にするためのコツを紹介します。

書くのが好きになれば、習慣になって自然と上達する。
書くのが好きになれば、自分の思いを伝えたくなる。
書くのが好きになれば、真っ白な画面にワクワクするようになる。
書くのが好きになれば、毎日が楽しくなる。

人生なんて、「書く」だけで変わる。
そのためのコツを、お伝えします。

Amazon より引用)

著者紹介

いしかわ ゆき

ライター。早稲田大学文化構想学部 文芸・ジャーナリズム論系卒。
まったくの未経験からWebメディア「新R25編集部」を経て2019年にライターとして独立。
現在は取材やコラムを中心に執筆するかたわら、声優やグラフィックレコーダーとしても活動している。
マンガを年間1000冊買うヲタク。
noteにて「ゆぴの10分日記」「“書く”が好きになる文章マガジン」を更新するめちゃくちゃ一般人。
著書に『聞く習慣 自分と人生が変わるいちばん大切な会話力』(クロスメディア・パブリッシング)と『ポンコツなわたしで、生きていく。ゆるふわ思考で、ほどよく働きほどよく暮らす』(技術評論社)がある。

Amazon より引用)

 

ja.wikipedia.org


2023.11.6 読了|Kindle unlimited|2023年 114冊目

 

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