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頭に来てもアホとは戦うな!|読書ノート #113, 2023

読書ノート #113, 2023

■頭に来てもアホとは戦うな!
 (田村 耕太郎)

 

 

Takahiro
❝自分の人生の主役は自分。自分を見失うな❞
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.11.3 読了|所有本|2023年 113冊目


読んだ理由


古本屋で本棚を眺めているときに、
ストレートなタイトルに惹かれて手に取った。
本書で書かれているアホとは…
「あなたがわざわざ戦ったり、悩んだりする価値のない人間」
「あなたに体当りして絡んで、自分の価値をあげようとする人物」
過去に心当たりがあって、読むことにした。

読後感想


学もない、才もない、人望もないアホと戦って、
限られた資源(貴重な時間)を無駄にするな
論破だの、倍返しだのは、
一時的なスッキリ感はあっても虚無感が残るだけ。

…たしかに!

以前、個人事業主として独立することを決めたとき、
交流会で出会った男性と一緒にお茶をしたことがあった。
対面で話していると、
その人はやたら高圧的に先輩風を吹かしてくる。
明らかに見下した態度が見えてきたので、
「カチン」と来て、相手を上回りそうなことで言い返していた。
結局はマウントの取り合いみたいな感じとなり、
大変つまらない時間になったことを覚えている。

帰りの電車内で冷静に振り返ったとき、
相手の次元に合わせて真正面でぶつかろうとしていた自分に気づき、
マウントすることの愚かさと無意味さに気づくことができた。
もう二度と会うことはないであろうその人にひそかに感謝をした。

もしその人と会う前にこの本を読んでいたら、
多分、真正面から戦うことをしていなかっただろう…。

この本を読みながら、そんなことを思い出していた。
そして、もうひとつ頭に浮かんだ。
…自分がアホ側でないことを願う…と(笑)

 

それはさておき、著者は、
真っ直ぐな自分だけでは太刀打ちできない
政治家という特殊な世界にも身を置かれていただけあって、
「メンツより実利」など処世術にも触れている。

対人関係ではまず相手の気持ちを考え、相手をリスペクトする。
ときにはアホを利用したり、あえてアホと戦ったり、
権力にすり寄ったり、権力を手に入れたり…。

なかにはいわゆる「政治力」を背景とした処世術もあったが、
そういう向き合い方はあるなと納得はしつつも、
おそらく著者だからこそできることであって、
個人的には合わないだろうなと思う内容があったのも事実。
素直に真似をすることはどうも火傷をしそうだ…。

そのように処世術の実践は一筋縄にはいかないものの、
とくに次の3つの考え方は参考にしていきたい。

①自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中する
②「幽体離脱」による第3の目で自分を見る
③人生は理不尽なものと考え期待しすぎない

他人に振り回されない、メタ認知能力を高める、
相手にしろ環境にしろ高い期待値を持ちすぎない。

「たった一度の奇跡のような人生」において、
言うまでもなく主人公は自分であって、
自分が本当にやりたいこと、すべきことに集中して、
相手の言動で、自分を見失わないようにしていきたい

心に残った一節

 

私が最も尊敬するのは家族だが、家族以外で最も学ばせていただいたのは、政界の大先輩たちだ。(中略)特に、印象に残っているのは「物事に一喜一憂せずに淡々としている者が最後には勝つ」という教えだ。(中略)政界を離れた今でも失われることのない青木先生の力の源泉は、この淡々としたところであろう。得意淡然、失意泰然という感じなのだ。(中略)いいことがあっても平然としていて、逆にショックなことがあっても堂々としているということこそ、「自分を見失わない」ということに通じる。

(第3章--淡々とこなす者が最後には勝つ)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

Takahiro
自分がコントロールできることだけに集中する
 

 


 

書籍紹介

苦手なヤツほど徹底的に利用せよ!
目標がみるみる叶う、最強の「人の動かし方」

仕事に人間関係のストレスはつきものだ。
ぶつかり合いや、言い合いといった直接的な諍いだけでなく、
暗黙の敵意などを感じることもある。
「アイツさえいなければ……」そう思ったこともあるだろう。
しかし、こうした人間関係の怒りや悩みは、仕事で成果を出すためには全くの無駄。
本書の方法を実践することで、ストレスや時間のムダがどんどん減り、成果に集中できる。
それだけでなく、自分のために協力してくれる最高の味方が増えていく。
自分をコントロールし、他者との関わりを変えるだけで、
みるみる成果が上がっていくのだ。

本書の内容は、多くが自らの「失敗」にもとづいて書かれている。
証券マン時代、取引先の心を動かすことができず2年間成績がゼロであったこと、
政治家時代の酒席や権力闘争の中での失敗……。
そうした経験から生み出した方法は、
愚直でありながらしたたか、格好悪く見えて、効果はてきめん、そんな実践法である。

Amazon より引用)

著者紹介

田村 耕太郎(たむら・こうたろう)

日本戦略情報支援機構代表取締役、国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院兼任教授。前参議院議員(鳥取県選出、2期)。
第1次安倍政権で、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)をつとめる。元参議院国土交通委員長。
大阪日日新聞代表取締役社長。
エール大学、ハーバード大学ランド研究所でも研究員を歴任。早稲田大学慶應義塾大学大学院(在学中にフランス高等経営大学院に単位交換留学)、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。オックスフォード大学AMPおよび東京大学EMP修了

Amazon より引用)

 

ja.wikipedia.org


2023.11.3 読了|所有本|2023年 113冊目

 

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