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ニュータイプの時代|読書ノート #119, 2023

読書ノート #119, 2023

ニュータイプの時代
 新時代を生き抜く24の思考・行動様式

 (山口 周)

 

 

Takahiro
❝VUCA時代に自らをモードチェンジできるか?❞
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.11.17 読了|所有本|2023年 119冊目


読んだ理由


山口周さんの書籍はこれまで2冊 (※) 読んだが、
「今の時代に美意識やアート感覚が大切だ」
という内容が大変興味深く、とても納得感があった。
ふと本書が積読状態であったことを思い出し、
本棚の中から探し出して読んだ。

※1 武器になる哲学
※2 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか

読後感想


すでに存在する問題の解決に長けたオールドタイプ
認識されていない問題を見える化するニュータイプ
サイエンス重視のオールドタイプ、
アート重視のニュータイプ…など対比が秀逸でわかりやすい。

以前『世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか』を読んでいたので、
冒頭の「これから求められる思考・行動様式とは?」の対比表を見て、
著者が言いたいことを想像しながら、読み進めていくのを楽しんだ。

(オールドタイプ)   ニュータイプ
正解を探す      ▶  問題を探す
予測する       ▶  構想する
KPIで管理する   ▶  意味を与える
生産性を上げる    ▶  遊びを盛り込む
ルールに従う     ▶  自らの道徳観に従う
一つの組織に留まる  ▶  組織間を越境する
綿密に計画し実行する ▶  とりあえず試す
奪い、独占する    ▶  与え、共有する
経験に頼る      ▶  学習能力に頼る

P3.「はじめに」これから求められる思考・行動様式とは?


*今の閉塞感は…

今の日本が抱え続けている閉塞感は、
日本そのものがオールドタイプの象徴であることを
証明しているような気がする。

明治維新以降、先を行く欧米に追いつくことを目指した日本は、
正解を探すことに長けていたからこそ右肩上がりに成長し、
戦後も凄まじいスピードで「Japan as No.1」の時代を迎えた。
ただ、その後は自らがNo.1となったことで目指すモデルを見失い
その存在感が薄れつつあることに妙に納得する。


*オールドタイプの評価枠で育つ…

国ではなく個人にフォーカスしても…
学校では正解のある問題を解くことを叩き込まれ、
その最たる受験戦争に勝つために
過去からのパターン問題を繰り返し取り組む。
また就職にあたっては、採用段階においてその学歴が少なからず影響する。
そして入社すれば、
すでに組み込まれたシステムのなかで規律に従って働くことを求められる。

よくよく考えたら、人生の前半の多くを
そのように評価される枠組みのなかで育っていることになる。

下手したらニュータイプ
入社時点でふるい落とされている可能性すらある。

これまで正解を探すことで自分の評価を高めてきたオールドタイプが、
いざ率いる立場となって、問題を探したり、意味を与える存在になる、
つまり管理職となってニュータイプ化できるかというと、
そう簡単なものではないだろう。


*自分自身の経験でも…

これは自身の経験にもまさによく当てはまる。

会社員時代、上意下達で失敗を許さない風土が根付いていたので、
そつなくこなすことを最優先に仕事をしていた。
ジョブローテーションで数年ごとに仕事が変わるなか、
なかにはチャレンジできる職場もあったが、
数年経ったらまた正反対の「石橋タイプ」の職場へ逆戻り。
そんな繰り返しのなかで、
自分自身「オールドタイプ」としてやりやすさも感じていた。

しかし、管理職になるにつれ、
その失敗を許さない風土と職場が裁量を奪い意欲を削いでいき、
次第に閉塞感を感じるようになった。
もしかしたらそこで自分が意欲的にモードチェンジできていれば、
働くことにもっと意味を感じられていたかもしれない。
ただ自分には能力や気力が足りていなかった。

   ***

今は退職して独立した身となったが、
必然的にニュータイプであることが求められている気がする…
閉塞感を感じながら送る人生からエグジットした決断をして良かった…
本書を読んで強くそう感じた。

ビジネス書は自分に引き付けて読まないと意味がないと考えているが、
その点でも本書が自分に様々な気づきと勇気を与えてくれた。
会社員時代とは全く違った新しい価値観を持つことに自信をもち、
失敗を恐れずにチャレンジをし続けていきたい

その先に「ニュータイプ」としての価値を創造できたらと思う。

心に残った一節

 

たとえば、自分が所属している組織が自分の価値観に照らして許容できないことをやろうとしているというとき、本人は大きなストレスを抱えることになります。このストレスを解消するためには、組織に変わってもらうか、自分を変えるかの、2つしかありません。
このとき、多くの人は「自分を変える」というオプションを取ってしまうわけですが、そんなことをし続けていればやがて思考力は衰退し、倫理観は麻痺し、最終的には自分自身がオールドタイプに堕することになります。(中略)
人格を崩壊させてまで組織にしがみついてキャリアを全うしたとして、そのような職業人生が幸福なものだったと考える人は世界に一人もいないでしょう。

(第8章 ニュータイプの組織マネジメント P.315)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

Takahiro
今こそニュータイプたれ!
 

 


 

書籍紹介

「20世紀的優秀さ」は終わりを迎える。
今すぐ思考・行動をアップデートせよ!

大きく切り替わった時代をしなやかに生き抜く
「思考法」「働き方」「生き方」「キャリア」「学び方」をまとめた新時代の決定版ガイド。

近年、社会構造の変化やテクノロジーの進化に伴い、個人や企業は、新しい考え方や成功モデルへの書き換えを求められています。
これまで長いこと評価されてきた能力や資質は今や飽和状態となり、急速に凡庸なものへと変わっています。

本書は、今起こっている社会構造の変化を「6つのメガトレンド」として読み解き、これから求められる24の新時代の思考・行動様式を、オールドタイプ(旧型の価値観)からニュータイプ(新型の価値観)へのシフトという形で解説します。

Amazon より引用)

著者紹介

山口 周(やまぐち・しゅう)

1970年東京都生まれ。
慶應義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科美学美術史学専攻修士課程修了。
電通ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。
専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。岡本一郎名義の著書もある

Amazon より引用)

ja.wikipedia.org


2023.11.17 読了|所有本|2023年 119冊目

 

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