読書ノート #116-117, 2023
読書ノート #116-117, 2023
(短編なので読書ノートもいたって簡素に…)
#116
■Twitter小説集 140字の物語
(内藤 みか,安達 瑶,新城 カズマ,小林 正親,渡辺 やよい,吉井 春樹,泉 忠司,黒崎 薫,枡野 浩一,円城 塔)
Takahiro
❝読みたいかどうかは数行で決まる❞
※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)
2023.11.9 読了|Kindle Unlimited|2023年 116冊目
〈読んだ理由〉
Kindleでたまたま見つけた小説集。
X(旧Twitter)で140字小説を投稿されている方を見て興味あり。
〈読後感想〉
140字で表現された作家の世界。
制限があるから表れるその個性。
書いては削って言葉を磨く。
日常のなにげない光景も、豊かな言葉で紡げば小説になる。
本を読んで言葉に触れて、使って試して自分のなかへ。
そして自分の世界が創られる…。
(140文字以内の感想…笑)
#117
■大聖堂
(レイモンド・カーヴァー 著、村上 春樹 訳)
Takahiro
❝異質な存在は新たな何かをもたらす❞
※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)
2023.11.10 読了|図書館本|2023年 117冊目
〈読んだ理由〉
以前、読書会で紹介のあった書籍。
ある超有名高でテーマ本となっていたらしく、
橋本先生の『銀の匙』のようだと興味を持ち図書館で借りた。
〈読後感想〉
収録作品のうち読んだのは、
訳した村上春樹さんが解説で「非のうちどころがない…」と
絶賛している表題作『大聖堂(カテドラル)』。
妻の長年の友人(盲人)が来訪し、
嫉妬心からか嫌悪感を抱いていた主人公が、
盲人とふたりだけの時間を過ごして心境が変わっていく。
未知の体験を通じてシンパシーを感じていき、
逆に盲人に畏敬の念を持ったようだった。
自分と異質なものにあたかも同化する体験は
人を変える可能性があるんだろうなと思う。
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