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超訳 日本国憲法|読書ノート #95, 2023

読書ノート #95, 2023

超訳 日本国憲法
 (池上 彰)

 

Takahiro
国民主権だからこそ、今後も欠かさず選挙に行こう
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.10.2 読了|所有本|2023年 95冊目


読んだ理由


古本屋での出会い。
「そういえば日本国憲法はなんとなくしか理解していないな…」と思い、
池上彰さんが日本国憲法をどう捉えているかに興味があったこと、
しかも80円コーナーにあったことで迷わず購入(笑)

読後感想


やはり日本国憲法をなんとなくでしか理解していなかったことを理解できた。

憲法の構成、条文に書かれた意味を読み解くのに役立ったのはもちろん、
とくに
国民主権」で国民が選んだ代表者により政治を行わせていること、
立憲主義」で国の権力者が守るべきものを憲法に定めていること、
これらを学び直す良い機会となった。

第9章第96条に定める憲法改正手続きに関しては、
守り続けていかなければいけない強硬性と、
時代の流れに合わせていくのが望ましい柔軟性との間で、
これからも翻弄され肝になりそうな条文だと考えさせられる。

憲法改正には、衆議院参議院それぞれで3分の2以上の賛成があったうえで、
国民投票過半数の賛成が必要

なお、本書では北朝鮮や中国、アメリカの憲法にも触れているが、
知識がなかっただけにとても興味深かった。

近隣国では、政党が憲法の上に位置し、
憲法の解釈権を党が独占しているという実態。
憲法で国民の平等や自由をうたいながらも
必ずしも保証されていないことを考えると、
日本国憲法の存在価値の高さを感じさせてくれる。

条文の意味もさることながら、
憲法の意味を考えさせられる一冊となった。

心に残った一文

 

総選挙で投票することで、政権政党白紙委任状を渡す。
選挙とは、そんな性格を持っているのです。

(P.195 民主主義のジレンマ)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

 
 
 
Takahiro
今後も欠かさず選挙に行こう!
 

 


書籍紹介

憲法103条全文を「超訳」&徹底解説。国民必読!

改憲論争、ブラック企業少年犯罪、集団的自衛権北朝鮮、中国……
次々と湧き起こる、あらゆる問題の本質を考えるために、
今だからこそ、知っておきたい「憲法の基礎知識」。

「(天皇は)日本国民統合の象徴」→≪国民がまとまっているという象徴≫
「大臣を罷免」→≪大臣をクビにできる≫
文民」→≪軍人ではない人≫
「国権の発動たる戦争……これを放棄」
→≪正義が守られ、混乱しない国際社会を……誠実に強く求め、あらゆる戦争を放棄≫……

池上版「超訳」で読み解けば、憲法は明解でおもしろい! 

努力しない人は「自由」を失う(第12条)
結婚に他人は口出しできない(第24条)
義務教育は保護者に課す(第26条)
働けるのに働かない人はダメ(第27条)
改憲」は天皇が公布する(第96条)……

池上流「解説」はわかりやすい。
知っておけば武器になる。一生役立つ!

Amazon より引用)

著者紹介

池上 彰(いけがみ・あきら)

1950(昭和25)年、長野県松本市生まれ。
ジャーナリスト。東京工業大学教授。
慶應大学経済学部卒業後、NHK入局。
報道記者や番組キャスターなどを務め、2005年に独立。
『伝える力』『おとなの教養』『新・戦争論』(佐藤優氏との共著)ほか、著作多数。
2013年、伊丹十三賞受賞。

Amazon より引用)


2023.10.2 読了|所有本|2023年 95冊目

 

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