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世界でいちばん透きとおった物語|読書ノート #123, 2023

読書ノート #123, 2023

■世界でいちばん透きとおった物語
 (杉井 光)

 

 

Takahiro
❝小説で「アハ!体験」❞
 

※ひとことPOPは書籍からの学び・気づきを想起するための個人的備忘です(^^)

2023.11.30 読了|所有本|2023年 123冊目


読んだ理由


主催する読書会の常連Cさんから
「この本について読書会をしたい!」と
誘っていただいたのがきっかけ。

読後感想


この本は「ネタバレ厳禁!」
なのでアッサリと、感想を綴っていこうと思う。
どこまで書いていいものなのか、少し悩むけれども。

これだけ読書のスタイルは多様化しているのに、
なぜ電子書籍ではNGなのか?
あれだけ売れている本なのにAudibleもないし…。

あれこれ訝しく思いつつも、
「紙の書籍」「文庫本」にこだわっている点で、
なんとなく推測をつけてから読み進めることにした。

登場人物とくに主人公燈真(とうま)の境遇は、
大御所ミステリ作家の婚外子
認知もされておらず、密かに母と暮らす日々…。

そのミステリ作家の死後に、
「死ぬ間際に小説を書いていたらしい」という、
作家の息子からの連絡から、その遺稿探しが始まる。

実際に読み進めていくと、色んな伏線が張られ、
読書前の推測に近づく感覚が、
徐々に広がっていき…「おぉそういうことか!」

本書のプロットの巧みさに、
気づいて何度もページを行き来する自分がいた。
「あっ!」まさに自分の頭が「透きとおった」感覚。

この本全体、タイトルに込められた意味を知り、
登場人物に感情移入するより、
著者に感動するという面白い読書体験となった。

たかが三十行の感想でさえ、
頭をひねりながら言葉を繋げていくというのに、
一冊を通じて一貫してスタイルを通していく大変さ。

やはり作家の人たちは集中力と忍耐力の持ち主、
自分には到底できないけれど、
少し真似をしてみた…何か気づきましたか?(笑)

心に残った一節


(ネタバレにならないよう省略)

この本から得た学び・気づき・実践したいこと

 

Takahiro
角度や深度を意識して読む面白さ
 

 


 

書籍紹介

電子書籍化絶対不可能”&“ネタバレ厳禁”、30万部突破。
絶対に予測不能な衝撃のラスト――あなたの見る世界は『透きとおる』。

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。
女癖が悪かった宮内は、妻帯者でありながら多くの女性と交際しており、そのうちの一人とは子供までつくっていた。それが僕だ。

宮内の死後、彼の長男から僕に連絡が入る。
「親父は『世界でいちばん透きとおった物語』というタイトルの小説を死ぬ間際に書いていたらしい。遺作として出版したいが、原稿が見つからない。なにか知らないか」

奇妙な成り行きから僕は、一度も会ったことがない父の遺稿を探すことになる。知り合いの文芸編集者・霧子さんの力も借りて、業界関係者や父の愛人たちに調べを入れていくうちに、僕は父の複雑な人物像を知っていく。
やがて父の遺稿を狙う別の何者かの妨害も始まり、ついに僕は『世界でいちばん透きとおった物語』に隠された衝撃の真実にたどり着く――。

Amazon より引用)

著者紹介

杉井 光(すぎい・ひかる)

1978年東京生まれ。『火目の巫女』で第12回電撃大賞“銀賞”を受賞、デビュー

Amazon より引用)

ja.wikipedia.org


2023.11.30 読了|所有本|2023年 123冊目

 

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