Well-Being Life LOG

今より幸せな人生をあなたの手に…

#読書メーター September, 2023

こちらは読書メーター」の月間まとめページです。

読書後の感想をはじめ、得た学び・気づき、
「ぜひ実践したい」と思った事柄を記載しています。(一部のジャンルを除く)

「1冊の本から『実践したいこと』を一つでも見つけたらもうけもの!」
自己成長のためのアウトプットにつなげていくよう、
能動的な読書を続けていきたいと考えています。


(2023.10.1更新)

2023年9月の読書メーター
読んだ本の数:28 冊
読んだページ数:6560 ページ


■ホモ・デウス〈下〉テクノロジーとサピエンスの未来
 (ユヴァル・ノア・ハラリ)

❞人間はアルゴリズムで説明できるものだろうか?❞


読み終えた直後は、
著者の壮大な世界観に身震いするとともに、
自分が育みたい力を再確認する機会となった。

下巻では
データ至上主義との向き合い方をよく考えさせられた。
身の回りを取り巻くAIやIoT…
すでに人間は、データフローの一部として、
行動に何らかのサジェスチョンを
与えられている気がしてならない。

動画サイトにしろ、ECサイトにしろ、
閲覧した情報から、
自身の好みを推測し、
アルゴリズムが解析され、
リコメンド情報が流され、
興味の方向づけが強化される。

人間の想像力の行末もコントロールされるのではないか…
という恐怖すら覚えた。

実践「自分のブレない判断基準としての真善美を意識する」

自己を持つために、
外的要因に惑わされすぎないために、
内面の真美善を意識したい。

September 1, 2023|図書館本


■読書会入門 人が本で交わる場所
 (山本 多津也)

❞読書会は心地よい居場所のひとつ❞


図書館でタイトルに引かれて立ち読み。

方法論を知るというよりも、
日本最大規模の読書会を主宰する思いに触れられたことが大きい。

アウトプットすることで
自分の考えを客観視できたり、本の学びを内在化できる。
他の参加者の話を聞いて多面性を手に入れる。
白黒つける必要はなく、中庸で留まる力が大切。

…これらはまさに同感。

実践「主催する読書会で本を通じた会話を楽しむ」

一番印象的なフレーズが「書を持って街へ出よう」

フィルターバブルから抜け出して
書籍を通じて偶然の出会いを楽しむ。
小規模な読書会を主催する身として、
緩やかなつながりを持つ
サードプレイス的な読書会を心がけていきたい。

September 1, 2023|Audible


■ジヴェルニーの食卓
 (原田 マハ)

❞いつか必ず、世間が追いつく日がくる❞


原田マハ作品2冊目。

本書内の4編で語られる芸術家は
アンリ・マティスエドガー・ドガ
ポール・セザンヌクロード・モネ…。

アートの教養に乏しい自分にとって、
本作で作品と作者が結びつき勉強になった。

画材屋の娘からセザンヌへの一方的な手紙
という形で語られる「タンギー爺さん」が印象的。
手紙の間の歳月で、
セザンヌの評価がどう変わっていったかを
想像しながら読むのが面白かった。

実践「○○賞、ベストセラーに惑わされず、純粋に読書を楽しむ」

無名の画家たちが官展に出しては酷評されながらも、
やがて印象派・ポスト印象派として
大成していく様子は爽快だが、
人々の評価は所詮曖昧なものだなぁと思う。

読書に関しても、
賞や批評で読む本を選ぶのではなく、
純粋に読みたいと思った本を選ぶことを忘れないようにしたい。

September 2, 2023|図書館本


原田マハ印象派物語
 (原田 マハ)

❞嘲笑された画家たちの志に触れる❞


原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」を
読み終えた直後に図書館で見つけた本。

物語をより楽しむための手引書のような感じで、
偉大な画家たちの作品や歩みをざっと知ることができた。

添えられた短い物語は、
原田作品で描かれた前日譚または後日譚を知るようで興味が深まった。

これまでは画家⇔作品の一問一答のような知識しかなかったが、
普仏戦争パリ・コミューンなど時代のうねりや、
同時期を生き抜いた画家たちの交流など、
立体的に捉えることで絵画作品の楽しみ方が
さらに増していくんだろうなと直感した。

実践「芸術作品の背景を立体的に捉えてみる」

知識や教養を纏ったうえで、
改めて美術作品に触れてみたいと思う。
オルセー美術館はいつか再訪したい。

September 3, 2023|図書館本


■栗山ノート
 (栗山 英樹)

❞人生のメンターを古典から得る❞


栗山さんの人生観に触れて、
監督業で実績を上げてこられたことが素直に納得できた。

素直さ謙虚さを持ちながら、
学び続けること、人の成長に関わることに熱心。

その背景には
数々の古典から得た気づきがあったことは興味深い。

実践「古典からの学びをジブンゴトで考える」

日々勝負に直面し
結果で即評価される厳しい世界において、
自身を冷静に捉えて、
深い教養からなる行動基準を軸に前に進む。

中国古典や教育者の森信三など
先人たちの言葉をジブンゴトで考え、
自分の言葉で行動で実践的に体現していく。

それが栗山監督の説得力、求心力に繋がるんだろう。

薫陶を受けた選手を羨ましく思う。

September 4, 2023|Audible


■古典力
 (齋藤 孝)

❞古典をジブンゴトに咀嚼して味わう❞


なぜこれまで古典を敬遠していたのか?

…本書を通じてその謎に迫れた気がする。
それは齋藤先生が示す「古典を読むための十ヵ条」の中にあった。

第五条[我田引水読み]
自分の経験に引きつけて「あるある感」共感を得ること。

学校で古典に触れても面白いと感じなかったのは、
決して先生の話が退屈だったからのではなく、
時代が離れすぎて実感が乏しい、
自分の浅い経験では共感することが少なかったから…
ずっとその感覚を持ち続けていたんだろう。
何とももったいない。

実践「古典からの学びをジブンゴトに実践に繋げる」

渋沢栄一論語と算盤」を例に、
古典を実践に活かすように意識していきたい。

September 5, 2023|図書館本


■親子で読む はじめての論語
 (佐久 協)

❞無知を味方に、知るを楽しむ


図書館本。子どもに読み聞かせする前に一読。
子どもにわかりやすく意訳されていることで
一層直訳に興味を持ち、
まさに「温故知新」で改めて学んだ機会となった。

学びて思わざれば則ち罔し、
思ひて学ばざれば則ち殆し(為政)

人から教えてもらうばかりで自分で考えないと身につかないし、
自分で考えるばかりで教わらないと独断になって危ない。

之を知る者は之を好むものに如かず。
之を好む者は之を楽しむ者に如かず(雍也)

それを知っている者でもそれを好きな者にはかなわない。
そして好きな者でもそれ楽しでいる者には及ばない。

之を知るを之を知ると為し、
知らざるを知らずと為せ。是れ知るなり(為政)

自分が知っていることは知っているとして、
知らないことはまだ知らないと素直になることが、
知るということだ。

実践「無知を知り、学び考えることを楽しむ」

知らないことを知らないと認め、
人や書籍から学びを得ては自分で考え自分のものにして、
知的好奇心を満たしていくことを楽しむ。
そんな学びを目指せたらと思う。

September 6, 2023|図書館本


■こうやって、考える。
 (外山 滋比古)

❞自らの決意で折返し点をつくる❞


外山さんの数多くの著書から
エッセンスを切り取った引用集であり、
一つ一つが短くて抽象的な表現が多いのが特徴的。

例えば「善玉忘却と悪玉忘却」という表現があるが、
本書内ではどういうものかまでは述べていないので、
聴いては疑問を持って考える…
という向き合い方が難しくもあり楽しくもあった。

「忘却」や「思考を寝かせる」など
以前に読んだ『思考の整理学』を想起する内容に加えて、
とくに印象的だったのが
「出家的折返し点」と「人生二毛作」という人生の思考。

定年を機に…となりがちだが、
それを待たずにモードチェンジした自分にとても響いた。

実践「ことの切り替えを意識する」

日々新たなチャレンジをする新鮮な気持ちを持ち続けたい。

September 7, 2023|Audible


■暗幕のゲルニカ
 (原田 マハ)

❞この絵の作者はあんたたちだ❞


実在人物や事実とフィクションが巧みに混じり合い、
2つの時代を行き来しながら物語が展開していくので、
先を読み急ぎたくなるテンポ感で楽しめた。

ゲルニカ』に託したピカソの想いを身近に感じたり、
スペインが抱える複雑さを改めて知ったり、
読後も何かと考えさせられた。

反戦の象徴『ゲルニカ』のメッセージは現代情勢にも響く…
まさn国連本部にそのタペストリーがある意味は大きい。

実践「芋づる式に立体的に興味を広げてみる」

原田さんの作品を読み始めて、
これまで芸術作品を単に情報としか捉えていなかったものが、
時代背景や関係人物などと繋がって
興味が深まっていくのが何とも心地良い。

September 8, 2023|図書館本


オシムの遺産(レガシー) 彼らに授けたもうひとつの言葉
 (島沢 優子)

❞もしオシムさんが代表監督を続けていたら、どんな世界を見れただろうか?❞


選手、コーチだけでなく、
チームドクター、通訳など様々な立場から、
オシムさんとの回想をまとめており、
人柄や価値観などを知る良い機会となった。

ウィットに富む発言の数々からは
教養の豊かさが垣間見えて魅力的な人物に映る。

「一人ひとりを平等に見る」
「教えるのではなく、自分の頭を使わせる」
育てて自立させるという意味で、
フットボールコーチを超えた存在に思えてくる。

当事者たちが異口同音に
「とにかく大変だったけど大きく成長できた」と
話しているところからも、
オシムさんの類まれな観察力、育成力、影響力を改めて実感した。

実践「結果だけにとらわれず、プロセスからも成長を実感する」

単に得点を決めた選手を褒めるのではなく、
そこに至るまでのプロセスで貢献した選手を褒める。
自分自身に置き換えて考えても、
その連続性を意識して、プロセスにも成長点を見出したい。

September 11, 2023|Kindle unlimited

rr51.hateblo.jp


■こどもと絵で話そう ミッフィーマティスさん
 (菊地 敦己/構成)

❞行き着く先は simple & pure❞


子どもと読むために借りた絵本。
作品タイトルを見ずに何を表現しているか、
子どもと想像しながら読むのが楽しかった。

ディック・ブルーナさんが
かつてマティス作品を研究していただけあって、
この絵本にある切り絵作品を見れば見るほど、
ミッフィーのシンプルな形状と色使いは、
マティスの影響を受けているんだろうなと妙に納得できた。

関心を持ったのでマティスの作品をネットで調べると、
作風の変化がとても興味深い。
大胆な色彩感覚で表現された絵画から、
腸の大病を患ったのち切り絵に移り変わっていく。

よりシンプルにより純色で表現していく様子が、
何となく悟りの境地を垣間見た気がした。

実践「ときにはシンプルに考えてみる」

欲張って考えを肉付けしていくばかりではなく、
ときには削ぎ落としてシンプルに捉えてみる。

September 11, 2023|図書館本


■心。
 (稲盛 和夫)

❞利他の心と真善美❞


Audibleで聴きながら
ピュアな考えに心を打たれる一方で、
「それは綺麗事だ」と斜に構える自分がいるのも
否定できなかった。

それは…かつて利己的な上司を反面教師に、
努めて利他的に振る舞って大変苦労したから。

ただ聴き終えてしばらくして、
損得や好き嫌いに左右されすぎて
「真善美」で物事を捉えていなかったのではないかと気づき、
心を磨く余地が大いにあると思えた。

「人生の目的は心を磨き、他に尽くすこと」
「災難を喜んで受けとめる」
「謙虚さは良い人生を歩むためのお守り」

とくに印象的だったこの3つの言葉を意識しつつ、
心のあり方を整えていきたい。

実践「謙虚な心で人のために何ができるかを考える」

相手が年上でも年下でも常に謙虚さを忘れず、
どんな役に立てるだろうかと考えて接していきたい。

September 12, 2023|Audible


オシムの言葉 増補改訂版
 (木村 元彦)

❞心を揺さぶる経験が言葉をつくる❞


関係者の回想に基づき記された「オシムの遺産」に続いて、
オシムさんの人物像をより知りたいと思って手に取った。

数学が得意な知性の高い人物であるだけでなく、
祖国の難しい状況下での辛く厳しい経験があったことが、
人生に通ずる深い言葉に繋がっていると腑に落ちた。

チームメイト同士が、内戦で殺し合いをする
遺体埋葬場となったオリンピックスタジアム

民族間の対立が激化するなかで、
代表チームの難しい舵取りを余儀なくされたこと、
サラエボ包囲戦で家族と離れ離れになり
2年半も会えなかったこと…
改めて日本がいかに平和で恵まれた国であるかを実感する。

病気で倒れた後も、
ボスニアサッカー協会の正常化に努め
W杯出場に尽力した姿も心に響いた。

実践「自らの経験から自分の言葉を磨いていく」

「私の仕事はスイカを売ることではなく、
生きている人間と接している」

システム論でコマのように人を配置するのではなく、
すべての選手の心理状態まで繊細に観察する姿。
かつて民族間対立のなかで、
勝利のために選手をまとめていく難局に対峙したことが、
オシムさんの思いや行動に、
そして発する言葉に繋がっていると実感する。

軽やかな言い回しだけど、深みを感じる。

September 13, 2023|図書館本


オシム語録 人を導く126の教え
 (田村 修一/監修)

❞サッカー界の哲学者 イビチャ・オシム


発する言葉の奥深さは一体何なのか?
純粋に語録を読みたくて図書館で借りた。

「毎日変わることはできないし、
 永遠に変わり続けることもできない。
 他人から常に学び、
 ひとりになってじっくりと落ち着いて考え、
 そして個人主義者であり続ける。
 それもまた哲学だ」

他から学んでは自分と対話し概念化していく
…そんなオシム哲学に触れた気がした。

実践「指示を待つのではなく自分で考える」

オシムさんの日本人論が興味深い。

「日本人は監督や主人、
 政治家たちの言葉を常に待っている」

「日本が学校で学ぶ段階はもう終わったはずだ」

まさに特徴を的確に捉えた指摘ではないだろうか。

September 13, 2023|図書館本


■たゆたえども沈まず
 (原田 マハ)

❞たゆたえども沈まず…友情はかくありたい❞


またまた原田マハ作品に没入させてもらった。

フィンセントとテオの思いのすれ違いのもどかしさ、
最後のテオの悔恨の念は痛いほどわかる。

テオと心を通わせる重吉、
距離を取りつつも兄弟を見守る忠正。
キャラ立ちした各登場人物に感情移入しながら
読み進めることができた。

実際に、鎖国で日本独自の文化を花開かせた「浮世絵」が
海外で魅力を持って捉えられたことは
どこか誇らしい気持ちになる。

本作にて実在する人物と架空の人物を匠に交わらせ、
ゴッホと浮世絵のイメージを
強固なものにしてくれたことで、
ゴッホ作品をより興味深く楽しめそうだ。

実践「手元にゴッホ作品のポストカードを飾る」

日本文化が西洋文化に与えた影響を身近に感じるため、
手元に飾れるポストカードサイズの
ゴッホ作品(タンギー爺さんなど)を購入したい。

September 16, 2023|図書館本


■大阪「地理・地名・地図」の謎
 (谷川 彰英/監修)

❞難読地名こそ歴史の魅力が隠されている❞


大阪市に住んで6年弱…
まだまだ知らないことが多い。
太閤治世の街並みや難読地名などに
興味を持って読み始めた。

地名ネタで印象的だったのが次の3つ。

①わずか一日で消滅した幻の市名(現・羽曳野市
②番地に人の名前がついている地名(久太郎町四丁目渡辺)
③うつぼは魚のウツボではなく秀吉のシャレから生まれた(靭本町)

大坂が大阪に変わった通説
(土に反るは死に通ずるから阝で書く)も
大変興味深かった。

古代の難波長柄豊碕宮への遷都、
政治経済の中心地となった秀吉時代、
大正~昭和初期の大大阪時代など、
大阪への興味は尽きない。

実践「興味のある場所は実際に行って確認する」

歴史の移り変わりを感じられる場所を中心に、
できれば古地図本を手元に往時を偲びながら訪れてみたい。

September 17, 2023|図書館本


■大阪名所図解
 (酒井 一光ほか)

❞そうだ!街に出て建物を見よう❞


写真ではなく精緻な線画で描かれた名所の数々。
周辺の背景を排除して、
俯瞰的・立体的に対象物を紹介しているだけに、
余計にその魅力が伝わってくる。

著名な観光地よりも、
現代的な都市風景の中にも
歴史の息吹を感じさせる近代建築の数々に魅力を感じた。

とくにレトロでモダンな「カド丸」建築に心惹かれる。
辰野金吾高麗橋ビルディング、曽禰達蔵の明治屋ビル、
安井武雄の高麗橋野村ビルディング・大阪ガスビルなど、
日本を代表する建築家たちの「カド丸」建築が現存し、
古き良き大大阪時代を偲ばせるのが何とも言えない。

実践「興味のある場所は実際に行って確認する」

今ある建物を実際に見て入ることで
カド丸建築の佇まいを実感したい。

September 17, 2023|図書館本


■流されて円楽に 流れつくか圓生
 (六代目 三遊亭 円楽)

❞楽ちゃんなら出来るよ❞


円楽師匠が亡くなられて間もなく1年。
図書館で見つけた師匠の自伝。

師匠は楽太郎時代から「笑点」のイメージのまま、
毒舌で腹黒くて独りぼっちという印象を受けやすいが、
その貧しかった生い立ちや
圓楽・談志・歌丸の三師匠を慕う落語家人生を知るにあたって、
頭がキレる人情家という印象に入れ替わった。

脳腫瘍後の高座復帰で、
演じている自分を俯瞰で見てアドバイスする自分に気づき
嬉しくなる描写は印象的だった。

亡くなる前の高座で
「みっともなくていいから、死ぬまでやります」
と仰っていた円楽師匠の気持ちが
今になってよくわかる。合掌。

実践「朝散歩の耳のお供に落語を取り入れてみる」

名人と言われる師匠方の落語を聴きながら、
想像力を膨らませるトレーニングに活かす。

September 18, 2023|図書館本


■僕がロボットをつくる理由
 (石黒 浩)

❞ロボットを通じて人間が「生きるとは?」を考える未来❞


全身黒ずくめで
自分のアンドロイドをつくる石黒教授。

勝手に、論理的で客観的で効率的で
生まれながらのエンジニアみたいなイメージを
持っていたが、まぁ裏切られた。

機能美やアイデンティティ
重視していることは容易に想像できるが、
絵描きを目指していたとか、
仏教へのシンパシーなどは自分の想像になく意外に感じた。

教授は教養や哲学を重視し、
肉体と違い技術で置き換えられない部分としての
精神的活動が大事になるという考えはとても共感した。

教授が目指す「人の存在感を持つロボット」は、
その精神的活動をも支えてくれるのかもしれない。

実践「調べて満足で終わらず、芋づる式で興味を広げる」

情報や一問一答の知識では
コンピュータ(インターネット)には到底敵わない。
わからないこと、知らないことを
ネットなどで調べて終わりではなく、
芋づる式で興味を広げていきながら、
立体的に物事を捉えられるよう「教養」を育てることを意識したい。

September 18, 2023|図書館本


■現代語訳 学問のすすめ
 (福澤 諭吉)

❞実際に生かせない学問は学問ではない❞


齋藤孝さんの現代語訳でスラスラと読みやすく、
現代にも通ずる本質的な考えに感銘を受けた。

社会が大きく変わりつつある時代背景もあって、
無学や無気力な人への強烈な指摘から、
福沢翁が持つ危機感が伝わってくる。

学問のすすめ」はいわば
他人依存せずに自分自身を支配できるよう考えを持つ
「独立のすすめ」でもあると感じた。

実践「実践のための読書を継続していく」

論語読みの論語知らず」とならぬよう、
読書についても
実際に活かせない読書は読書でないと考え、
学び気づきを信疑の取捨選択のための
判断力につなげていきたい。

加えて正直な心を育み、怨望を持たぬよう心がけたい。

September 20, 2023|図書館本

#読書アウトプット会 2023.9.27 (23) - Well-Being Life LOG


■必ず成果を出す! サッカー名監督のすごい言葉
 (桑原 晃弥)

❞勝てる監督は言葉にも力が宿る❞


2013年出版と一昔前の本だが、
多数の優勝実績をもつ名監督の影響力のひとつとして
言葉に注目した図書館本を手に取った。

素晴らしい戦術でも
実行するのは選手である以上、
いかにして選手を動かすか、
監督の言語力や発信力は大きな意味を持つと感じる。

印象的だった言葉は2つ。

①一度勝利の味を覚えさえすれば、
クラブには勝者のメンタリティーや哲学が生まれる
アーセン・ベンゲル
勝利を成功に置き換えると人生に通ずるものがある。
成功体験を大事にしたい。

②能力のないプレーヤーほど他人のミスを責めたがる
ヨハン・クライフ
自戒のため刻んでおこう。

実践「小さな成功体験もしっかり噛み締めて前に進む」

成功できないかもしれないという不安は、
成功することでしか拭いきれない。
それは決して大きい成功は必要ない。
小さくても確実に前に進むことが大切だ。

September 20, 2023|図書館本


イビチャ・オシムの真実
 (ゲラルト・エンツィガー、トム・ホーファー)

❞サッカーも人生も即興性と自主性を大切に❞


オシムの遺産』、『オシムの言葉』、
オシム語録』に次ぐオシム本4冊目読了。

オーストリアグラーツ監督時代に書かれた自伝に、
日本での経験を追記した日本語版。

オシムさんが話した内容をまとめているからか、
何となく人柄というか厳格さが伝わってきて、
愛称の「シュワーボ」(ドイツ野郎)が妙にしっくりくる。

なかでも印象的だったのは日本人評価。

①サッカーは即興性が命だが、
日本人はフィニッシュなど責任を担う場面では、
まず監督の許可を得たがっていると感じる

②日本人には常に全てをコピーしようとする傾向がある

実践「大小関わらず自分で考え自分で決めることを意識付ける」

オシムさんの評価は自分自身も痛感する。
日本人の自主性のなさはまさに正鵠を射る指摘だ。

September 21, 2023|図書館本


イビチャ・オシム 日本サッカーへの遺言。
 (Number編集部)

❞選手と"ともに生きる" ❞


オシムさん関連本5冊目読了。

大病後にリハビリしながら精力的にインタビューに臨み、
サッカーへの情熱を燃やし続けていた姿、
そんなオシムさんを側で支えるアシマ夫人も印象的。

続けて何冊も読んでいると、
知性、創造性、コレクティブ(組織的)、
ディシプリン(規律)…など
オシムさんの大事にしていた要素が
何となくわかってくる。

実践「一人ひとりに目をかけ、成長を素直に喜ぶ」

選手を買い集めた即席チームではなく、
選手とチームを作っていくことに魅力を感じていただけに、
選手を人間的にも成長させることに
一番の喜びを感じていたと思う。

ジェフでの挑戦はまさに本望だったんだろう。
志半ばで終えたA代表が惜しまれる。

September 23, 2023|図書館本


■すぐれたリーダーに学ぶ言葉の力
 (齋藤 孝)

❞ミッション ! パッション ! ハイテンション !! ❞


あるべきリーダーの姿としての最適解は存在しないはず。
個性や適性、置かれた環境など千差万別であり、
こうすれば成功するという保障はないと思う。

現に本書で取り上げられる
優れたリーダーたちのスタイルは全く違うが、
共通して言えるのは「言葉の力」が宿っていることだと感じた。

断言することでの説得力、
言動が一致していること、
当事者意識を生む言葉…
それがシンプルであればより印象強く心に残り人を動かすのだと、
数々の言葉を前に確信した。

❝世界を変えるチャンスに賭けてみるかい?❞
スティーブ・ジョブズ

❝Don't think, feel ! ❞
ブルース・リー

❝おまえには無理だって言われたことは、全部やってみたかった❞
マドンナ

自分でそのような言葉を生み出す才がない分、
優れた先人たちの言葉を効果的に引用していきたい。

実践「No output, no progress」

先人たちの言葉も含めて、
読書から得たものを実践につなげていくことで、
より自分の血肉にして成長していきたい。

September 25, 2023|図書館本


■歴史を活かす力 人生に役立つ80のQ&A
 (出口 治明)

❞そこにグランドデザインはあるか?❞


多岐にわたる80のQ&Aを通じて、
改めて出口さんの古今東西の歴史に関する造詣の深さを感じた。

圧倒的な読書量と飽くなき知的好奇心がなせる技なのか、
平易な言葉でわかりやすく説明されているので、
歴史への関心がより深まる。

またビジネスリーダーとしての経験から、
ビジョンやグランドデザインを描いていたかどうか、
という観点で人物評価している点はとても参考になった。
織田信長阿部正弘を評価している点は確かに共感する。

シルクロードはほとんど使われなかった
フランス料理はロシアで完成した
石炭による火力革命が中華料理を発展させた、など
いわゆる歴史の授業で触れたこと以外の周辺知識も興味深い。

実践「歴史の本流以外にも興味を持ち教養につなげる」

時の為政者の目線で歴史が残され語られることが多いが、
その傍流にも興味を広げて、
志半ばで去ったり、失政したり、敗者の視点で捉えて、
何らかの教訓を得て、教養につなげていきたい。

September 27, 2023|Audible


■世にも奇妙なニッポンのお笑い
 (チャド・マレーン

❞所変わればお笑いも変わる。日本のお笑いはやっぱおもろい!❞


ジパング上陸作戦、現チャド・マレーンチャド・マレーンの本。
若手時代に見て、ドラマでも見たことがあったが、
字幕翻訳の世界でも活躍していることは知らなかった。

日本のお笑いの特徴を知る良い機会になった。
日本は祝福芸から始まったのに対し、
欧米では王様が国の実情を知るために道化師を召し抱え、
笑いという形で包み隠さず伝えさせたことで社会風刺が多い。

一人で長々と話すスタンダップコメディの欧米と、
短い時間で何組もが漫才を演じる日本。

おもろいやつ至上主義の大阪と、見た目至上主義の東京。

その違いはわかりやすかった。

興味深かったのは字幕翻訳の話。
漫才は直訳では伝わらない。
笑いの背景にこだわりすぎても一般人は分からない。
客観的な目線で見極めて訳す。
これは日本人同士の日常の会話でも同じだろう。

実践「客観的に理解できる言葉を使う」

初対面の人や年齢の離れた人と話す場合に、
持っている情報量・知識量の差が
会話に影響することが多い。

理解が深まって共通言語を持てるようになるまでは、
極力、平易で客観的にわかる言葉をつかうように心がけたい。
そのために読書を通じて言葉の勉強をしよう。

September 28, 2023|図書館本


■火花
 (又吉 直樹)

❞必ず自分を理解してくれようとする人は存在する❞


自由な感性ながらとにかく不器用な神谷、
世間体を気にしながら殻を破ろうともがく徳永。
二人の絶妙な掛け合いを
堤真一さんが声色を使い分けて演じており、
物語にぐっと入り込めた(Audible)。

徳永の姿は、違う自分を演じながら、
世間の無責任な評価に晒され、
生活のために苦労を重ねる芸人の縮図なんだろうと思う。

素のままで振る舞う自分、周りを気にして溶け込む自分。
果たしてどちらが楽なんだろうか?

ただ身近に理解してくれる人がいれば、どちらも同じような気もした。
徳永は神谷、神谷は徳永、
お互い出会えたことは幸せだったんだろう。

実践「素の自分を表現するアウトプットを意識する」

作家も、芸術家も、芸人も表現者であるのは一緒。
自分の思っていること・感じていること・実現したいことを
何かに乗せてアウトプットしている。

どの手段で表現するか、どう伝えるか、レベルの違いはあれど、
YouTuberやブロガーも…極論言えば一般人であっても一緒。

様々な表現力を参考にしながら、
素の自分をアウトプットすることにチャレンジしていきたい。

September 29, 2023|Audible


■ツバキ文具店
 (小川 糸)

❞そうだ、手紙を書こう ❞


読書会で『キラキラ共和国』を紹介いただき、
興味を持った小川糸さんの作品を初めて読んだ。

季節を重ねながら人と代書する手紙との出会いを通じて、
主人公の鳩子が嫌っていた先代(故人)との
心の距離を縮めていく様子が何とも胸を打つ。

代書に向き合う鳩子の姿には、
依頼者の感情を読み解く繊細さと、
その心を一体化しようとする芯の強さを感じたが、
そこには先代と過ごした影響が間違いなくあったんだろう。

代筆するにあたっては、
使う筆記具、紙、封筒、切手に至るまで、
依頼にあったものを選ぶ抜く丁寧な仕事ぶりには、
自分が全く無頓着であったことを知り、
人情の機微は細部に宿ることを学ばせてもらった。

本書には、多様な筆記具を使って
様々な筆跡で表現した直筆手紙が差し込まれており、
ストーリーの情景を思い浮かべるのに大いに役立った。

実践「身近な人に直筆でメッセージを伝える」

メールやPC文書では伝わらない息づかいや心のゆらぎなど、
人の温もりが伝わる直筆の手紙って良いなぁと改めて感じた。

家族にはいつもそっけなくLINEを送ってしまったり、
子どもからの手紙はもらったっきりになっていることを反省した。

そう思うと、久しぶりに万年筆を手に取りたくなった。

September 30, 2023|所有本

 

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